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きしわだ自然資料館の基本的運営方針
更新日:2025年12月24日掲載
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みんなで育て、みんなで楽しむミュージアムをめざして -きしわだ自然資料館の社会的役割とその対応-
きしわだ自然資料館は、地域に開かれた「みんなのミュージアム」として、郷土の自然の価値を伝え、学びと交流の拠点となることを目指し、次の6つの運営方針を掲げ、社会的役割とその具現化に取り組んでいます。
●基本的運営方針
1 地域の自然に関する展示の充実
2 地域自然の調査・研究の推進
3 自然資料の収集・整理・保管
4 学校教育との連携と協力
5 生涯学習・交流拠点としての活動
6 参加・交流・ネットワークづくりの推進
これらの方針により、自然資料館は地域社会と共に歩み、自然の魅力や大切さを伝えるためのさまざまな活動を行い、地域の自然に根ざし、市民・学校・団体・研究者と協働しながら「みんなで育て、みんなで楽しむミュージアム」として、社会的な役割を果たしてまいります。
1 岸和田を中心とした大阪南部・泉州地域(=郷土)の自然に関する実物や、さまざまな情報・知識を紹介する展示をします。常設展示は、自然資料館の調査研究活動の成果や学界の新しい知識をもとに、常に改訂に努めます
- 岸和田をはじめとする泉州地域の自然を環境別に紹介した常設展示をします。(適宜更新)
- 泉州の特定の環境(近海や沿岸、ため池・里山、和泉葛城山など)あるいは昆虫、魚類、植物、化石など特定の分野をテーマにした特別展、企画展を開催します。(年3~5回)
- 市民、生徒・学生、家族、興味関心を同じくするグループでの見学を歓迎します。(中学生以下無料)
- 保育園・幼稚園・こども園・小中学校の自然学習・理科学習や総合学習では、ぜひクラスで見学してください。(申し込みにより展示解説あり)
- 野外で見つけ「これ何だろう」、「これおもしろいな」と思った自然物はぜひ持ってきてください。ご相談の上、「発見BOX」などで展示することもできます。
2 郷土の自然の生い立ちや自然誌、身近な自然の経年変化などを調査・研究します
- 郷土の自然に関する情報の蓄積と解析を進めて現況を把握することによって、学術的な貢献や自然保護、環境保全へとつながるような調査研究活動を推進します。あわせて、さまざまな自然資料を収集します。
- 調査研究活動は、自然資料館単独としてだけでなく、大学や試験研究機関、他の博物館、アマチュア研究者と連携しながら進め、一層の広範化、高度化、効率化を図ります。
- 調査研究の成果は、展示や印刷物、Webサイトなどで公表します。
- 調査研究にみなさんの協働をぜひお願いします。
- 植物、鳥、昆虫、クモ、海岸生物を中心に、いろいろな分類群の生物相を把握するとともに、それらの生態学的な研究を行います。
- ツバメの巣の調査や大阪湾生き物一斉調査など、身近な自然調査をみなさんと一緒に行います。
- フィールドは、和泉山脈などの山地、神於山などの里山・里地、春木川や久米田池などの河川・ため池、人の暮らす町、大阪湾とその沿岸です。
- 和泉山脈や丘陵地・台地などの地質や化石を調査します。
- 自然について分からないことや不思議に思ったことについての質問を歓迎します。一緒に調べ、考えます。
- みなさんの研究や調べ物のお手伝いをします。
- 自然資料館の活動を公開する館報、調査研究の成果を公表するための研究報告を刊行します。
- 展示解説書やパンフレットなどを出版します。
- 学芸員はそれぞれ専門分野の学会において研鑽を積み、資質の向上に努めます。
- みなさんと協働して新しい研究テーマや教材の開発に努めます。
- チリメンモンスターの研究や実習会はその一つです。
3 自然資料を収集し整理・保管します
- 郷土の自然資料を収集・保管し、展示したり、学校教育、同好者や、研究者らの研究に役立てたりします。
- 収集した自然資料は整理・保管し、市民の財産として次の世代にいつまでも引き継ぎ、学校教育や学術研究、自然保護や環境保全の研究に役立てます。
- 寄贈を受けた蕎原コレクションは世界各地の動物剥製標本で、ワシントン条約対象種も多く含まれる貴重なものです。収蔵展示として一般に公開し、自然教育や自然保護の啓発に役立てます。
- 資料の収集・保管にみなさんの協働をぜひお願いします。
- おもな収集資料は植物、動物、化石、鉱物、岩石などの標本です。
- 調査・研究によって得られた記録情報や写真・画像、動画、地図なども保管し、公開します。
- 資料は必要に応じて、受贈・寄託や交換のほか、購入によっても収集します。
- 収蔵資料のデータベース化を進め、自然資料館Webサイトやサイエンスミュージアムネットなどでの公開をめざします。
4 学校教育との連携・協力につとめます
- 学校・園あるいは野外へ積極的に出向き、泉州の自然環境や昆虫、鳥、植物、化石などをテーマとして、担当教員とともに授業を行います。
- 自然学習に役立つ教材の開発に努めます。
- 児童・生徒や引率の先生のために、見学指導の手引き書や教材資料をつくります。
- 学校・園へ出向き、先生方と相談しながら授業も行います。
- 情報誌『from M』を年4回発行し、岸和田市の全教員にお届けして、授業などに役立ててもらいます。
- 学習用の教材・標本などを学校・園に貸し出します。
- 文部科学省その他の独立行政法人や財団などから、学校教育との連携や調査・研究に関する助成・支援を受けることに努力します。
5 生涯学習の拠点・自然を愛する人々の交流の場になるよう努力します
- 多くの人々の自然への関心と自然保護意識を高めるために、館が主体となって野外および室内で数多くの事業を実施します。
- 個人や各種団体が行っている自然学習や調査研究などの活動に対しても、学芸員が講師となったり、学術的な助言を行ったりして、積極的に協力します。
- これらの事業に、きしわだ自然友の会会員をはじめ、市民のみなさんが講師やスタッフとしてお世話くださることを大いに歓迎します。
- 学芸員が講師や運営スタッフとなり、野外観察会・講演会・室内実習会などを開きます。
- 「青少年のための科学の祭典」などの科学イベントに出展します。
- 自然学習サークル活動などに講師を派遣したり、紹介したりします。
- 幼児、児童、生徒、学生、成人などを対象とした、自然を理解し、楽しむための催しを開きます。
- 大阪南部・泉州地域の自然や野外観察などのテキストや解説書を発行します。
6 参加・交流・ネットワークにつとめます
- 広く各地のいろいろな博物館施設との交流につとめます。
- 市民の自然への理解を深め、自然に関心を持つ人たちの交流の拠点となるよう、自然資料館の利用者団体である「きしわだ自然友の会」を中心とした自然関連団体の活動を支援します。また、関係する他団体と交流が図れるようなイベントに友の会と協力して積極的に参加します。
- 友の会誌「Melange」の編集に協力します。
- 友の会主催行事に学芸員を派遣します。
- (公財)日本博物館協会や全国科学博物館協議会、NPO法人西日本自然史系博物館ネットワークなどに加盟し、研修会やそれらが実施する事業に参加します。
- 神於山保全活用推進協議会や久米田池をまもる会などの、市民団体の自然保護活動に協力します。また、岸和田市の自然環境保全行政にも協力します。


