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「図書館(本館) 本棚リレー」第21回目は、甘味処・漬物処「四季ごよみ」店主 北みどりさんです
図書館前にあるお漬物屋さんをご存じですか?趣のある引き戸を開けると、店主の北さんがいつも素敵な笑顔でお迎えしてくださいます。店頭にはお漬物だけではなく和菓子も並んでいて、店内でいただいたくこともでき、お客さまは北さんとのおしゃべりを楽しみながら過ごされています。
今回は、この「甘味処・漬物処四季ごよみ」で毎週火曜日にカレーランチを提供されているソラーズキッチンの峪田(さこだ)さんからのバトンを受けて、店主の北さんがおすすめの絵本を紹介してくださいました。図書館(本館)で展示しています。貸出をご希望の方は、カウンターまでお持ちください。
おすすめの一冊
『うまれてきてくれてありがとう』にしもと よう/ぶん 黒井 健/え 童心社
難産だった息子さんの誕生をきっかけに生まれた、作者の実体験をもとにした物語です。
この絵本を読むと、あったかい、心あたたまるおはなしを通して、みなさんも身近な人たちとの出会いに、「うまれてきたからこそ出会えた。ありがとう。」と思えますよ。私にも息子と娘、2人の子どもがいますが、本当に、うまれてきてくれてありがとうの気持ちでいっぱいです(今は孫たちもうまれてきてくれて、元気をもらっています)。
北さんからのメッセージ
図書館前にある祖父母の漬物店を20年前に引継ぎ、今は弟と娘のお店の手作り和菓子も販売しています。店にはいろんなお客様が来てくださいます。赤ちゃんからご高齢の方々まで、出会いがあって楽しい日々に、我が子だけではなく、出会えた人たちに、「うまれてきてくれてありがとう」と心から感謝しています。
インドからの留学生の若者「ネギ君」とも、彼がお店に和菓子を買いに来たことがきっかけで出会いました。今では一緒に旅行に行くなど、親子のように仲良くしています。遠いインドで生まれてきてくれた彼と日本で出会えたこと、本当にありがとうの気持ちでいっぱいです。