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図書館基本方針/運営方針
更新日:2020年4月1日掲載
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岸和田市立図書館基本方針
岸和田市は、城下町として栄え、歴史と伝統の息づく町である。300年の歴史をもつ「だんじり祭り」、「歴史情緒あふれる町並み」、「伝説や民話」など、有形無形の文化がある。この歴史や文化を次世代に継承する務めが、図書館にはある。
また、「図書館法」、「図書館の自由に関する宣言」の基本理念をもとに、市民が、いつでも・どこでも・だれでも気軽に利用できる図書館を目指すものである。
生涯学習の基幹施設として、また、地域の情報拠点として、自立した市民と共に、暮らしやすい地域社会をつくるため、積極的な図書館活動を展開する。
この目標を達成するため、本市立図書館の基本方針を次に定める。
- 図書館は、すべての市民の知る自由を保障し、資料と施設の提供を行なう。
- 図書館は、多種多様な知的要望に応えるため、多岐にわたる分野の資料収集に努め、これを整理、保存する。
- 図書館は、市内図書館網の充実をはかるだけでなく、市域を超えた図書館間ネットワークの充実にも努める。
- 図書館は、市民、地域や関係団体との連携、交流をはかることで、共に成長し、開かれた図書館活動を行なう。
- 図書館は、その活動において、常に基本的人権尊重の精神を念頭におき、利用者の図書館の利用に関するすべての秘密を守る。
- 図書館員は、その社会的役割を自覚し、責任をもって不断の研修に務め、図書館機能を最大限に生かすことで、地域に根ざした奉仕活動を行なう。
岸和田市立図書館運営方針
岸和田市立図書館基本方針に基づき、次に定める。
- 市民の生活や仕事に必要な情報や調査研究のための情報を提供するための資料の収集・整理・保存に努める。
- 図書館規則や資料の収集方針、廃棄基準などを整備し、時代と市民のニーズに沿った資料提供を行なう。
- 次代を担う子どもたちの健やかな成長を支援し、よりよい読書環境を提供するために、「岸和田市子ども読書活動推進計画」に基づき、学校・家庭・地域のネットワークを構築する。
- 高齢者や障がい者など、図書館を利用する上で困難な条件にある人がサービスを利用しやすいように、ボランティアと協働するなどして支援していく。
- 岸和田についての歴史的・文化的資料の重要性を認識し、資料を次の世代の利用を視野に入れながら、積極的に収集し、適切に保存していく。また、行政資料の公開窓口として各行政部門と連携を取りながら資料の充実を図るとともに、行政部門への情報提供にも努める。
- 講演会や講座など本と読書に関わる行事を開催し、生涯学習のヒントとなるような場を提供する。また、市民のボランティアとしての自主的な活動を推進し、様々な事業計画を実施する。
- これらの図書館サービスを支えるための分館・自動車文庫をつないだ図書館網を形成するとともに、市内の関連施設や市外の図書館、府・国などの関連機関と協力関係を作り、より広範囲な図書館ネットワークを形成し、市民の幅広いニーズに応える。