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泉州ゆかりコレクション第12弾「日根対山 作品展」を開催しています【図書館発】

更新日:2025年4月22日掲載 印刷ページ表示

 図書館(本館)2階 郷土展示コーナーにて開催中です。​ 今回は、岸和田ゆかりの日本画家「日根対山(ひねたいざん)」の作品や画譜・印譜などの展示をいたします。

ゆかりコレクション第12弾展示の様子 展示中の掛け軸の写真 展示中の掛け軸などの写真

日根対山(1813~1869)

日根対山画像

 対山は文化10(1813)年に泉佐野市湊に生まれ、幼少から画才に優れ、里井浮丘(さといふきゅう)の邸に来遊する岡田半江(おかだはんこう)・貫名海屋(ぬきなかいおく)・岸和田藩の絵師桃田栄雲(ももたえいうん)からその指導を受けました。若くして京都で大成した江戸時代後期を代表する南画家です。緻密で格調高い彼の作品の中で最もよく知られているのは、里井浮丘のために描き、後にその縁故で孝明天皇の天覧に供したという『桃花源図』。三大天覧の絵といわれる彼の代表作の一つです。

 その他、『雪渓訪友図』『春夏山水図』『前赤壁図』『十六羅漢渡海図』などがあげられます。またその門下からは猪瀬東寧(いのせとうねい)、野口小蘋(のぐちしょうひん)、跡見花渓(あとみかけい)、中丸金峯(なかまるきんぽう)などの高名な画家が出ています。

 本姓は「日根野」ですが通称として「日根」を使い、「中原」姓も使っています。墓の碑文にも「姓ハ中原、対山ト号ス」とあり先祖が朝廷に仕え、功あって「中原」姓を賜ったとされています。

 明治2(1869)年に57歳で没すまで数千点に及ぶ作品を描いたとされ、人気も高く真贋を確認するための資料として画譜や印譜集が多数作られました。印譜集の多さも人気の高さを示すものです。

 落款も「対山」に始まり「中原盛」「中原誠」「酔墨庵」「同楽園」「聞禽亭」「雲烟楼」「和南」等年を経る毎に使い分け、晩年錦林に居を移してからは「錦林子」をよく使っています。

 山水画や人物等幅広い作品を選んで展示しました。お楽しみください。

展示目録 [PDFファイル/52KB]

展示期間

令和7年8月17日(日曜日)までの午前10時~午後6時 ※水曜日のみ午後7時まで

【休館日:月曜日・祝日・5/6(火曜日)・7/22(火曜日)・8/12(火曜日)】※5/5(月曜日・祝日)は開館

場所

岸和田市立図書館(本館)2階 郷土展示コーナー

所蔵・監修

万代 博史 氏(郷土史研究家)

主催・問合せ

岸和田市立図書館 電話(072-422-2142)

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