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妊娠を希望する人などへの風しんの予防接種費用を助成します
風しんは感染力が強く、1人の患者から免疫がない 5~7人に感染させる可能性があり(インフルエンザでは 1~2人)、特に成人で発症した場合、高熱や発しんが長く続いたり、関節痛を認めるなど、小児より重症化することがあります。また、脳炎や血小板減少性紫斑病を合併するなど、入院加療を要することもあり、決して軽視はできない疾患です。風しんは、風しんウイルスを含んだ飛まつ(咳やくしゃみ、会話などで飛び散るしぶき)を吸い込んで感染します。
妊娠中の女性(特に20週まで)が風しんに感染すると、おなかの中の赤ちゃんが風しんウイルスに感染し、難聴、心疾患、白内障、そして精神や身体の発達の遅れ等の障害をもって生まれてくる可能性があります。これらの障害を先天性風しん症候群といいます。また、妊娠初期に風しんウイルスに感染すると流産につながることもあります。
お母さんと赤ちゃんの健康を守るため、助成期間中、対象者1人1回のみ風しん単独ワクチンまたは麻しん(はしか)・風しん混合ワクチン(MRワクチン)を原則、無料で接種できます(ただしこの制度を利用して平成26年4月1日以降に接種した者は除く)。風しんの発症予防にはワクチン接種が極めて有効です。
対象者
接種日当日岸和田市の住民基本台帳に記載があり、風しん抗体検査の結果、抗体が十分でないと判定された、次の(1)~(5)のいずれかに該当する人(ただしこの制度を利用して平成26年4月1日以降に接種した者は除く)
(1)妊娠を希望する女性(現在妊娠中またはその可能性のある女性は除く)
※ワクチン接種後2カ月は妊娠を避けてください。
(2)妊娠を希望する女性の配偶者(配偶者については内縁関係を含む)
(3)妊婦の配偶者(配偶者については内縁関係を含む)
(4)妊娠を希望する女性の同居者
(5)妊婦の同居者
- 風しん抗体検査は、大阪府内の実施医療機関にて自己負担無料で実施しています。
詳しくは、下記の大阪府のホームページをご覧ください。
詳細については、大阪府にお問い合わせ下さい。(代表電話)06-6941-0351
※「抗体が十分でない」とは、抗体検査の値がHI法で16倍以下、EIA法が8.0未満または国際単位(1)30IU/ml未満相当を言います。
※同居者については妊娠を希望する女性もしくは妊婦と同じ住所の方が対象です。
(ただし、妊婦の同居者については、生活空間を同一にする頻度が高い方(例:里帰り先の家族)も対象とします。)
接種実施期間
令和7年4月1日~令和8年3月31日
接種方法・接種費用
岸和田市内の実施医療機関で接種する方法、岸和田市以外の医療機関で接種する方法があります。
接種ワクチン:風しん単独ワクチンまたは麻しん(はしか)・風しん混合ワクチン(MRワクチン)
1.岸和田市内の実施医療機関で接種する場合
接種費用
無料
※接種後に制度を利用していることが判明した場合は、医療機関に接種費用をお支払いしていただく必要があります。あらかじめご了承ください。
接種方法
(1)予診票発行の手続きを行う(健康推進課の窓口での申請、または下記の申請フォームからの申請)
窓口の場合:以下のものをご持参ください
・本人が来られる場合:身分証明書、風しん抗体検査の結果が分かるもの(過去5年以内のもの)
・代理人が来られる場合:代理人の身分証明書、接種希望者の風しん抗体検査の結果が分かるもの(過去5年以内のもの)
申請フォームの場合:下記よりご申請ください
妊娠を希望する人などへの風しんワクチン等任意接種 予診票申請フォーム
※申請フォームからの場合、予診票発行までにおおむね7~10営業日かかります。至急で予診票が必要な場合は、窓口へお越しください。
(2)岸和田市内の実施医療機関に予約する
(3)予診票と本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証、健康保険証など)、風しん抗体検査の結果を証明する書類、母子健康手帳(※1)を持参のうえ、実施医療機関で接種する
(※1)対象者(3)に該当する人は、妻(内縁関係を含む)の母子健康手帳(子の保護者の「続柄(父)欄」に父の氏名が記入されているもの)を提示してください。また、対象者(5)に該当する人は、妊婦の母子健康手帳を提示してください。
令和7年度岸和田市風しんワクチン等任意接種事業実施協力医療機関一覧 [PDFファイル/73KB]
2.岸和田市外の医療機関で接種する場合
接種費用
全額自己負担で接種した場合は、費用を還付します。ただし、還付金額には上限があります。(令和7年4月1日から令和8年3月31日までに岸和田市外の医療機関で接種したものに限る)
※平成26年4月1日以降、この制度を利用したことがあると判明した場合は、還付できません。あらかじめご了承ください。
還付申請の受付期限
令和8年3月31日まで
還付方法
下記の必要書類を持参のうえ、健康推進課にお越しください。
・予防接種費用の領収書(原本)
・ワクチンを接種したことがわかる書類(接種済証、予診票の写し等)
・風しん抗体検査の結果を証明する書類
・お振込先の普通預金通帳(キャッシュカード)
・本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証、健康保険証など)
・母子健康手帳
対象者(3)に該当する人は、妻(内縁関係を含む)の母子健康手帳(子の保護者の「続柄(父)欄」に父の氏名が記入されているもの)を提示してください。対象者(5)に該当する人は、妊婦の母子健康手帳を提示してください。
風しんワクチン等任意接種費用還付申請書兼請求書 [PDFファイル/185KB]
風しんワクチン等任意接種費用還付申請書兼請求書(記入例) [PDFファイル/192KB]
健康被害救済制度について
任意接種(法律で定められていない予防接種)となりますので、万が一その副反応として認められる疾病や障害などの健康被害が発生した場合は、医薬品副作用被害救済制度による救済の対象となり、独立行政法人医薬品医療機器総合機構に請求することができます。