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堅城復古 with クラウドファンディング
令和12年度のリニューアルに向けて岸和田城リニューアルプロジェクトを実施しています!
岸和田城天守閣は、令和元(2019)年7月に耐震診断を実施し、大天守及び小天守ともに、震度6強以上の大地震時、倒壊または崩落の危険が高い結果となりました。この結果を受け、本市のシンボルである岸和田城を後世に残していくために、令和5年度に「岸和田城天守閣耐震対策基本計画」を策定し、本計画に基づいて、岸和田城天守閣をリニューアルすることとなりました。
耐震対策の実施にあわせて、バリアフリー化も行い、自力で階段を昇り降りすることが難しい方でも天守閣の最上階まで登っていただくことができるようになる予定です。天守閣最上階からの視点を意図して作庭された「岸和田城庭園(八陣の庭)」も、より多くの方に俯瞰でその全容を見てもらえるようになります。
このバリアフリー化は、全ての方々が岸和田城を自由に訪れ、その歴史と文化を楽しむことができるようにするための取り組みであり、地域の誇りを共に分かち合うきっかけとなることでしょう。
岸和田城は令和11年に再建75周年を迎えます。75周年を記念した新たな岸和田城の展示を市民や全国のお城ファンの方々と作ってきたいと考えておりますので、ご協力よろしくお願いいたします。
岸和田城の歴史
岸和田城がいつ現在の位置に築かれたかは正確にはわかりませんが、14世紀後半頃には前身となる居城あるいは土居が存在したと考えられています。
戦国時代に守護代松浦氏らが和泉国の中心城郭として整備し、永禄元(1558)年頃、三好一族の十河一存も入城したのち、豊臣秀吉が根来寺、紀州勢力との戦いに際して岸和田城を拠点としました。
近世城郭としての岸和田城は、天正13(1585)年に、豊臣秀吉の叔父、小出秀政が城主として入城後、順次整備され、慶長2(1597)年に5層の天守が完成したとされています。その後、寛永17(1640)年、岡部宣勝が入城し、以後、明治維新まで岡部氏13代が岸和田城を統治しました。文政10(1827)年の落雷で天守が焼失し、以後再建されることなく、維新後の廃城令により、石垣と堀以外の城郭施設は破壊されました。
現在の天守閣は、昭和29(1954)年に、市民と旧城主・岡部氏の要望で図書館として再建されました。小天守を伴う3層の天守閣で、近代の名建築家・池田谷久吉氏の設計です。戦後では全国で2番目の復興天守で、戦後の天守閣復興ブームの先駆けとなりました。
正保城絵図 和泉国岸和田城図
再建工事中の天守閣
リニューアルに向けて
岸和田城――岸和田市の誇りであり、永遠のふるさと。岸和田城は、岸和田市が誇るシンボルであり、市民にとってはただの景色ではなく、心に刻まれたふるさとです。その姿は、岸和田の歴史を物語る大切な一部として、私たちに語りかけ続けてきました。
築城当時とは異なる姿である天守閣は、過去からのメッセージを未来へと継承する架け橋です。復興天守は、戦後復興の勇気と希望が詰まった象徴として、次世代に続く道を示しています。その存在は、敗戦からの再起と高度成長の時代の歴史を語り、市民の熱い思いを次の世代へと引き継ぐ役割を果たしてきました。
この岸和田城への想い、未来への繋がりを大切にするため、皆様の温かいご支援を心よりお願い申し上げます。
岸和田城――共に歴史を刻み、未来を紡いでいく旅に、ぜひご参加ください。
クラウドファンディングの申込はこちら↓
※岸和田市役所観光課の窓口でもお申込みが可能です。
チラシ(堅城復古 with クラウドファンディング) [PDFファイル/5.04MB]
岸和田城リニューアルプロジェクト チラシ [PDFファイル/727KB]
さとふる✖️CAMPFIREで「ふるさと納税型クラウドファンディング」に挑戦中
Q:ふるさと納税型クラウドファンディングとは?
A:自治体の実施する公益性のある企画への寄附に対して、国の税制優遇を受けることが可能なクラウドファンディングです。
申込受付期間
第1弾:令和6年5月31日から令和6年9月20日まで(終了済)
第2弾:令和6年9月24日から令和7年9月30日まで(受付期間延長しました)
お渡し予定の記念品の一覧
寄附額 |
記念御城印及び 御城印帳の贈呈 |
城主証の贈呈 |
芳名板への 記名※ |
非公開エリア等 ご招待 |
記念イベント ご招待 |
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1万円以上 | ● | ||||
10万円以上 | ● | ● | ● | ||
75万円以上 | ● | ● | ● | ||
300万円以上 | ● | ● | ● | ● | |
750万円以上 | ● | ● | ● | ● | ● |
※芳名板への記名は金額によって大きさが変わります。