本文
心のサイン
更新日:2025年4月28日掲載
印刷ページ表示
自殺を考えている人は悩みを抱えながらも何らかのサインを発しています。
多くの自殺は、個人の自由な意志や選択の結果ではなく、様々な悩みにより心理的に「追い込まれた末の死」であると言えます。家族や職場の同僚など身近な人が、いつもと違う様子に気付いて、声を掛けたり、相談機関に連絡したりすることが自殺を予防することにつながります。
本人がこうした自分のサインに気づくこと、また、周りの人もそのことに気づいてあげること。これがかけがえのない命を守ることへとつながります。どうか耳を澄ませてください。あなたとあなたの大切な人のために。
自殺予防の10ヶ条
心のサイン(次のようなサインが数多く認められる場合は、自殺の危険が迫っています)
- うつ病の症状に気をつけよう(気分が沈む、自分を責める、仕事の能率が落ちる、決断できない、不眠が続く)
- 原因不明の身体の不調が続く
- 酒量が増える
- 安全や健康が保てない
- 仕事の負担が急に増える、大きな失敗をする、職を失う
- 職場や家庭でサポートが得られない
- 本人にとって価値のあるもの(職・地位・家族・財産)を失う
- 重症の身体の病気にかかる
- 自殺を口にする
- 自殺未遂におよぶ
厚生労働省「職場における自殺の予防と対応」より