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化学物質過敏症をご存知ですか

更新日:2022年7月8日掲載 印刷ページ表示

「化学物質過敏症」とは?

 化学物質過敏症は建材や化粧品・家庭用品などに含まれる化学物質に敏感に反応して、頭痛・疲労感・不眠・便秘・動悸等のさまざまな症状が現れるといわれています。一度に大量の化学物質に接したり、少しずつでも長期に特定の化学物質にさらされていた場合に、ある時からその化学物質のほんのわずかな量に過敏に反応するようになってしまうのが特徴で、アレルギー疾患に似ています。

 発症等のメカニズムは未解明な部分が多く、治療法も確立されていません。誰にでもこの病気になる危険性があるといわれています。

(参考)厚生労働省長期慢性疾患総合研究事業アレルギー研究班 「化学物質過敏症~思いのほか身近な環境問題~」パンフレット

主な症状

  • 発汗異常、手足の冷え、頭痛、疲れやすい
  • めまい、ふらつき、耳鳴り
  • のどの痛み、のどの渇き
  • 動悸、不整脈などの循環器障害
  • 皮膚炎、喘息、自己免疫異常
  • 筋力低下、筋肉痛、関節痛、振せん(ふるえ)
  • 下痢、便秘、悪心
  • 結膜の刺激症状、目のピント調節障害、視力障害
  • 不眠、不安、うつ状態、不定愁訴(原因ははっきりとわからないが、なんとなく
    体調が悪いこと)

など、人によって現れる症状は様々です。

どのようなものに反応を起こすのか

  • 香料等を含む洗剤、柔軟剤、シャンプー、香水などの日用品や化粧品
  • 殺虫剤、除草剤、たばこの煙、カビ、ダニ、排気ガス
  • 建物に使用されている建材、塗料、接着剤

どの化学物質にどれくらいの期間さらされると症状が出るかは個人差があります。

わたしたちにできること~皆さんの配慮をお願いします~

  • 香料等を含む洗剤や柔軟剤、香水などは過度にならないようにしましょう。
  • 殺虫剤やたばこの煙などが、周囲の人へかからないようにしましょう。

 香害(こうがい)という言葉があるように、香り(合成香料)によって吐き気や頭痛などの健康被害を生じる方がいます。また近年では、香害によって化学物質過敏症を発症すると言われています。

化学物質過敏症への理解を深め、皆様のご配慮をお願いいたします。

 

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