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取調べの可視化実現を求める意見書

更新日:2013年2月1日掲載 印刷ページ表示

国会や内閣総理大臣、法務大臣に提出

 近年、捜査機関による密室での違法・不当な取調べや、虚偽の自白強要、証拠の改ざんなどによるえん罪事件が次々と明らかになった。
 えん罪事件を防ぐためには、取調べの可視化(取調べの全過程の録画・録音)が必要不可欠である。取調べの可視化により、密室での取調べに伴って発生する捜査官の暴行・脅迫・利益誘導等による自白強要や虚偽自白を防止することができる。
 また、裁判員制度が導入された今日、裁判が市民にとって分かりやすいものである必要がある。裁判で供述調書の任意性や信用性が争われたような場合でも、裁判員がその判断に窮することのないよう、適切な方策が講じられなければならない。
 取調べを全て録画・録音することで、取調べの状況が検証可能となり、これにより裁判員・裁判官が供述調書の任意性や信用性の判断を容易に、かつ正確になしうるようになる。このような見地からも、取調べの可視化は、不可欠なものである。
 よって、政府及び国においては、速やかに取調べの可視化を制度化し、実現するよう強く要望する。