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各常任委員会・議会運営委員会 先進都市視察を実施
文教民生常任委員会
☆東京都練馬区 「小中一貫教育」
練馬区では、学力向上やいわゆる「中1ギャップ」緩和のため、9年間を見通した教育を進めている。
小・中学校の教師合同によるカリキュラム作成や、中学校教師の小学校への乗り入れ授業など、学習面での課題改善や工夫をする一方、全学年による合同行事など、子ども同士の交流も図っている。
☆神奈川県横浜市 「子育て支援」
横浜市では、待機児童が全国で最多となり、市の重点施策としてその対策に取り組むこととなった。
株式会社やNPO法人を活用し、手広く保育施設を整備する一方、保育士を確保するための講座を開催したり、保護者の相談窓口として保育コンシェルジュを各区に配置するなど、きめ細やかな保育サービスを実施している。
事業常任委員会
☆大分県宇佐市 「定住促進」
宇佐市では、空き家バンク制度を立ち上げ、登録のあった99件のうち、75件の入居者が決まった。
この制度によって、空き家の入居者が祭りなどの行事に参加し、地域活動が活発になった地区もある。
一方、子育て世代にとって働く場所が少なく、若者のニーズと合わないケースも多い。
☆福岡県久留米市 「農業の6次産業化」 「農産物の輸出促進」
久留米市では、国や県、プランナーなどの関係者からアドバイスをもらい、農産物を加工した商品開発につなげている。
また、友好都市のある中国で見本市を開催し、販路開拓に向けた食の嗜好(しこう)調査を行うとともに、久留米ブランドのPRなどを行った。
総務常任委員会
☆千葉県船橋市 「公金の徴収一元化」
船橋市では、市税などの歳入を増やすため、徴収の一元化を始めた。担当部署ごとに行っていた財産調査なども一括して行っているほか、一度の分納誓約で全ての債権に対して時効による消滅を防いでいる。
また、債権管理条例も制定し、全ての債権について統一的な基準を定め、公正かつ公平な債権管理を行っている。
☆茨城県石岡地方斎場組合 「斎場の建て替え」
石岡地方斎場は、施設の老朽化や駐車場の不足により、移転し建て替えられた。
新斎場では、通夜・葬儀・火葬など、一連の葬送行事が行える。また、火葬炉や告別室、収骨室が増設され、複数の火葬や葬儀に対応している。このほか、駐車スペースも広くなり、利便性の高い施設になっている。
議会運営委員会
☆山口県周南市 「委員会懇談会(ミニコン)」 「議会改革の取り組み」
周南市議会では、市民の生の声を議会活動に生かすため、特定の案件について市民団体と委員会単位で懇談会を実施している。
また、予算・決算の審査に全議員が関われるよう、委員の差し替えができる審査方式を採用しているほか、決算審査の際、行政評価を実施している。
☆山口県下関市 「市民と議会のつどい(議会報告会)」 「ICTを活用した議会運営」
下関市議会では、市民に開かれた議会、市民参加の議会をめざすため、「市民と議会のつどい」を開催し、議案審査の報告及び市民との意見交換を実施している。
また、議会改革の一環として、本会議や委員会のネット中継を実施したり、フェイスブックなどのSNSを活用した情報発信についても導入を検討している。