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災害時の重要拠点 万全な医療態勢を(雪本 清浩 議員)
更新日:2015年8月1日掲載
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【問】大規模災害発生時、市民病院には、平常時の患者に加え、多数の負傷者の治療が求められる。備蓄している水、医療品などについて聞きたい。
また、患者のカルテが電子化されているなか、非常用自家発電機だけでは電源を十分に確保できず、診察・治療などに支障をきたすことが考えられるが、どう対応するのか聞きたい。
【答】水の確保については、水道が停止した場合でも、病院内の全使用水量を賄うことができる地下水利用システムを、今年の秋頃に導入する予定である。
医薬品は、入院・外来患者用に3日分程度を常時確保し、さらに薬品卸業者とは、非常時における薬品納入の協力体制を整えている。なお、シーツや毛布、食料などは、病院内の売店業者との間で、災害時に最大限の援助が得られるよう合意している。
電源に関しては、停電した場合、自家発電装置を使って、手術室や集中治療室、新生児室、生命維持装置、非常用照明などに電力を供給することができる。
また、非常時における診察や薬の処方も、電子システムによらない対応ができると考えている。