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理解しがたい中断 建て替えの実現は(刷新クラブ 代表 京西 且哲)
更新日:2017年5月1日掲載
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【問】庁舎建設基金を設置し、平成28年度から平成33年度までの6年間で、16億円を積み立てると計画したにもかかわらず、財政状況の悪化を理由に積み立てを中断するとしている。
南海トラフ巨大地震の発生する可能性が高まるなか、市役所本庁舎の被災が市民生活へ及ぼす影響を考えれば、老朽化し、かつ耐震性に問題のある本市の庁舎は、安全な災害対策拠点として1日も早く建て替えるべきと考える。
しかし、新年度予算では、市長公約の事業を優先し、その分で約14億5000万円を計上している。庁舎建設基金の積み立ての中断は、危機意識の欠如と考えるがどうか。
【答】本市の庁舎は、耐震性が極めて低く、安全な庁舎を建設することは、喫緊の課題であると認識している。
しかし、新年度の予算編成については、非常に厳しく限られた歳入のなかで、必要な市民サービスを堅持しつつ、「出産・子育て環境の充実」、「教育環境の充実」、「住環境の整備」に関連する施策の予算化について、重点的に取り組んだ。
その結果、庁舎建設基金の積み立てについては、いったん中断することとした。