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不測に備える基金の不足 行財政運営に影響は(新生クラブ 代表 雪本 清浩)
更新日:2017年5月1日掲載
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【問】本市の財政状況は危険な状態であり、財政破たんに直面している。大きな要因は、行政運営コストの見直しの放置と巨額の新規事業の推進であると考える。施政方針の「財政規律を堅持できる市政運営」とはどのようなものか聞きたい。
また、財政の収支不足や災害発生時など、緊急時の支出に備え、庁内での資金融通にも利用できる財政調整基金が積み立てられている。しかし、その残額も平成27年から急激に減少し、平成30年にはなくなると試算されている。このような状況でどう行財政運営を行うのか聞きたい。
【答】収支バランスの均衡による安定した市政運営と考えており、それに向け、昨年末よりプロジェクトチームを設置し、再建プランの策定に取り組んでいる。
具体的には、各事業の精査を進めるとともに、資産の売却や活用、新規事業の抑制、事業計画期間の検討、総人件費の抑制などを具体化して取りまとめ、平成29年度に着手できるものから先行して取り組んでいく。
このような事業のスクラップ・アンド・ビルドや構造改革を進めるなど、財政健全化に向け注力しながら、岸和田の未来を見据えた市政運営にまい進していきたい。