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きしわだ議会だより 平成30年2月1日号(No.171) 第3面
常任委員会での審査
文教民生常任委員会
まず、議案7件を審査しました。そのうち、議案第82号については、反対討論がありましたが、賛成多数で可決しました。
また、次の項目について質問しました。
- 学校給食食物アレルギー対応委員会の状況
事業常任委員会
まず、議案7件を審査しました。
その後、東岸和田駅自転車等駐車場の指定管理者募集要項について、報告を受けました。
また、次の項目について質問しました。
- 競輪場
- 競輪場の施設再整備及び経営改善
- 競輪事業
総務常任委員会
まず、議案5件を審査しました。
その後、2025日本万国博覧会大阪誘致への積極的な取組みを求める請願について、審査しました。この請願については、反対討論がありましたが、賛成多数で採択しました。
事業常任委員会 先進都市を視察
山口県山口市 「地域公共交通」について
山口市では、広い市域を行政主体の公共バスのみで網羅すると、多くの維持コストがかかるため、持続可能なまちづくりへの政策転換を余儀なくされた。
都市核と地域核を結ぶ基幹交通は事業者が、地域核と集落を接続するコミュニティ交通は地域が主体となって整備し、コミュニティタクシーを導入した。
一方、交通体系の整備だけでは利用者の増加が見込めず、小学校での公共交通教室やパークアンドライドの実施など、公共交通を利用する動機付けを行う事業を継続的に実施している。
広島県尾道市 「空き家の再生、利活用及び空き家対策」について
尾道市では、空き家の実態を把握すべく調査を行い、老朽度・危険度に応じてランクAからEに分け、比較的老朽度・危険度が低いAやBは空き家バンクで活用したり、DやEは解体を視野に特定空き家の指定をする予定である。
しかし、行政代執行をするとしても、尾道市は斜面地が多く道が狭いため、解体が手作業となり、高いもので500万円もかかる。
また、その斜面地は寺に寄進されたものが多く、解体しても売却できず、補助金だけでは解体が進んでいない。
NPO法人尾道空き家再生プロジェクト 「空き家の再生及び利活用」について
法人が行っている移住・定住支援としては空き家バンク制度があり、尾道暮らしの手引書を配付し、不便なことを紹介したうえで、耐えられない人には移住を勧めていない。移住者には子育て世帯が多く、高齢化に歯止めをかけている。
移住者へのフォローとしても、地域の情報や移住の先輩を紹介している。また、物件を探している人に1週間の坂暮らしを体験してもらったり、片付け隊を派遣したりしている。
空き家をゲストハウスとして再生し、お金を生み出す仕組みを作っており、移住者の仕事づくりにも一役買っている。
ゲストハウスとして再生
議員研修会を開催
昨年11月20日に、大阪府市議会議長会主催の議員研修会に参加しました。
今回は、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授の岸博幸(きしひろゆき)氏を講師に迎え、「日本経済の展望―地方活性への鍵―」をテーマとした講義を受けました。
新人議員を紹介します
議席番号 9番 前田 将臣(まえだ のぶみ)
(所属会派) 無所属クラブ
(所属政党) 大阪維新の会
(期数) 1期目
市長の政治資金問題を受け全員協議会を開催
12 月1日に開いた全員協議会の主なやりとりをご紹介します。
【問】前回の選挙で渡した200万円は、市長の私金なのか。
【答】私のお金である。
【問】政治献金という位置付けとしても、200万円の領収書がないことについて、法律違反とは思わなかったのか。
【答】党を支援するにあたり、政党への寄附と認識していた。
【問】前回の選挙で渡した200万円は、神谷氏に届いているか、確認したのか。また、どう使われたのか、わかっていないのか。
【答】200万円を委ねた日田氏を当時信頼しており、届けられたものと確信していた。また、推薦を得るため使われたと思っている。
【問】今回の選挙で医師会、歯科医師会、薬剤師会を中心とした人が、党員名簿に名を連ねたということだが、市長は選挙公約で高校3年生までの医療費助成をうたっていた。この施策で一番潤うのは医療関係であり、つながっているように見えるがどうか。
【答】議員時代から、医療や子育て施策をうたってきており、この選挙のためではない。
【問】今回の選挙で自民党岸和田支部長に112万円を渡そうとしたことは、買収にあたらないのか。
【答】現金が先走っているが、これは党費であり、党員の増強に重きを置いての行為である。
【問】今回の新聞報道が、選挙前に出ていれば、当落に影響があったと思うか。
【答】仮定の話であり、私には分からない。
【問】今回の選挙は組織のしがらみが全くなかったと捉えていいのか。
【答】今回は政党の組織のしがらみがなく、他のしがらみも断ち、草の根の選挙を行うことができた。
【問】前回の選挙でも300万円の資金提供があったという話がある。これも収支報告書には記載されていないと聞いているが、間違いないのか。
【答】そういう事実はない。
【問】市長自身に、現在の市民の声が届いているのか。
【答】そういった声は届いていない。
【問】お金に清潔で、誠実な、市民にうそをつかない、清く正しい市長を期待する声に対して、どう思うのか。
【答】市のイメージを傷つけたことに対して、深く反省している。今後も引き続き、信頼回復に向けて尽力したい。
【問】市民に隠し続け、信頼をなくし、多大な迷惑をかけたため、辞任する考えはないのか。
【答】日曜日(投開票日)に負託をいただいた。引き続き、市政運営に携わっていきたい。
【問】今後こういう問題が新たに出てきた場合は、もちろん辞任も含めて、判断するのか。
【答】仮定の質問であり、そのときに考えたい。
【問】新聞記事では、今回の選挙でも、党員名簿と党費を持っていき、推薦が欲しかったとあるが、もうこれ以上何も新聞記事になるようなことはないのか。
【答】これ以上ないと思う。
【問】これ以上問題はないとのことであるが、十分に考えて進退を決めてもらいたいがどうか。
【答】いただいた意見を真摯(しんし)に受け止めて、日々行政運営に携わっていきたい。