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先進事例調査のため11月に行政視察を実施
総務常任委員会
伊東市での視察内容 「防災対策」
伊東市では、発生が予想される東海地震などに対して、防災に取り組んでいる。
市民に災害情報を素早く伝えるため、屋外スピーカーや戸別受信機による無線放送など、多様な広報手段を確保している。
また、自主防災組織へ資機材の支給や、防災訓練の助成金を交付するなど、地域防災への支援を行っている。
津波対策では、一時避難のため、民間のビルを避難ビルに指定するほか、海抜表示板などの設置、啓発冊子の全戸配布、避難訓練なども積極的に実施している。
沼津市での視察内容 「防災対策」
沼津市では、静岡県内で最大の津波被害を受けることを想定しており、津波対策に重点を置いている。
防波堤が整備されていない地域には、高台にすぐ避難できるよう避難経路や、山の斜面を切り崩した避難地を整備している。
また、高台が近くにない地域には、避難タワーを設置しているほか、避難ビルも指定している。このほか、海抜表示板や避難誘導看板も数多く設置し、避難訓練も頻繁に実施している。
文教民生常任委員会
知立市での視察内容 「中学校給食」
知立市では、老朽化した給食センターを改築し、平成21年9月に運営を始めた。
特徴としては、衛生管理とアレルギー対応が挙げられる。食材の洗浄・調理・配ぜんなどの行程ごとにセンター内に専門室を設け、衛生管理を徹底している。
アレルギー対応については、センター内に除去食を調理する専用室を設置している。また、医師の意見を参考に保護者と面談しながら、生徒それぞれのアレルギーに対応した給食を提供している。
三島市での視察内容 「中学校給食」
三島市では、14年2月に中学校7校のうち3校に調理場を建設し、すべての中学校で給食を同時に開始した。
伝統的な日本の食生活や食文化への親しみや関心を深めてもらうため、全国に先駆けて完全米飯給食に取り組んでいる。
現在、生徒の要望もあり、月に1度パン・麺類を給食に取り入れている。
また、地場産品の導入も進めており、22年度の地場産の食材使用率は、文部科学省の目標値30%を超える35%である。