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丘陵地区の環境について
丘陵地区の整備に際して、環境への負荷をできる限り軽減し、環境と共存する「まちづくり」を目指すために、現状の環境を調査し、今後に役立てたいと考えております。
丘陵地区の現状と課題
丘陵地区は、以前は耕作が盛んでほぼ全域が農地として利用されていました。しかし、事業用地の先行買収等が行われ、荒廃が進んでおります。
また、丘陵地区全体の植生状況は下図のとおり、竹やぶが拡がっています。(下図のうち濃い緑色部分)
このまま放置すれば農地や自然にも良くない影響を与えかねません。
こういった現状を踏まえつつ環境と調和し、持続可能なまちづくりを目指しています。
丘陵地区の地域資源
丘陵地区には、文化的な資産や歴史、自然環境などの地域資源が数多くあります。
先人が大切にしていた貴重な資源を継承しながら、守るべきは守り、一方で地域の人たちとの協働を通じ、「丘陵地区整備計画基本構想」及び「丘陵地区まちづくり基本計画」に基づいた、豊かな地域資源と調和した新たなまちづくりを進めていきます。
丘陵地区の地域資源把握への取組み
これまで、環境調査を進めている中で、丘陵地区の事業区域外にオオタカの営巣を確認しました。そこで、調査の方法や保全方策の検討を進めるために、オオタカを含む猛禽類の専門家で構成するオオタカ調査委員会を設立し、事業への影響等について検討しております。
また、自然保全(活用)エリアにて、フクロウの生息が確認し、巣箱の設置を行っております。現時点では、この設置した巣箱を利用して繁殖活動を行った形跡はあったのですが、ヘビなどの影響により巣立ちまで至らなかったようです。
今後も多様な生物と共存するまちづくりを目指していきたいと考えています。