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報道発表 2024年度「国際交流基金賞」塩田千春氏受賞決定
概要
本市出身で世界的に活躍しているアーティスト・塩田千春氏が「国際交流基金賞」を受賞しました。
国際交流基金(JF)が1973 年から実施している本賞は、これまで学術や芸術等のさまざまな文化活動を通じて日本と海外の相互理解促進に顕著な貢献があり、引き続き活躍が期待される個人または団体に授与しています。第51 回となる今年度は、内外各界の有識者及び一般公募により推薦のあった 60 件の中から、有識者による審査を経て受賞者が決定されました。
なお、10月16日(水曜日)、東京にて授賞式が開催されます。
詳細(受賞者来歴)
1972年生まれ 大阪府岸和田市出身。ベルリン在住。
生と死という人間の根源的な問題に向き合い、「生きることとは何か」、「存在とは何か」を探求しつつ、その場所やものに宿る記憶といった不在の中の存在感を、糸で紡ぐ大規模なインスタレーションを中心に、立体、写真、映像など多様な手法を用いた作品を制作。
2008年、芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。2015年には、第56回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展の日本館代表作家として選出される。森美術館(2019年)、南オーストラリア美術館(2018年)、ヨークシャー彫刻公園(2018年)、K21-ノルトライン・ヴェストファーレン州立美術館(2016年)、高知県立美術館(2013年)、 丸亀猪熊源一郎現代美術館(2012年)、国立国際美術館(大阪、2008年)を含む世界各地での個展のほか、シドニー・ビエンナーレ(2016年)、キエフ国際現代美術ビエンナーレ(2012年)、横浜トリエンナーレ(2001年)、瀬戸内国際芸術祭などの国際展にも多数参加。
本市では、2020年「永遠の糸」(マドカホール)、2022年市制施行100周年記念事業「Home to Home家から家」(自泉会館)で作品を発表。
現在、「つながる私I to EYE」(大阪中之島美術館 2024年9月14日~12月1日)が開催中。
【受賞歴】
平成19年(2007年):咲くやこの花賞(美術)
令和2年(2020年):毎日芸術賞
令和4年度(2022年):京都文化賞功労賞、大阪文化賞
国際交流基金 プレスリリース [PDFファイル/1.51MB]
問合せ先
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