本文
濱田青陵賞 歴代受賞者
更新日:2025年2月14日掲載
印刷ページ表示
「濱田青陵賞」ってなに?
濱田青陵賞は、岸和田市にゆかりが深く、我が国考古学の先駆者として偉大な功績を残され、多くの後進を育成された濱田耕作(号、青陵)博士没後50年にあたる1988年に、「岸和田市文化賞条例」に基づき、岸和田市と朝日新聞社とが創設しました。博士の業績を称えるとともに、我が国考古学の振興に寄与する目的で、顕著な業績のあった新進の研究者や団体を選考し、表彰するものです。
歴代の受賞者ご紹介
第1回(1988年度) 東野 治之(とうの はるゆき)氏
- 生年 1946年(当時41歳)
- 当時の職 大阪大学教養部助教授
- 受賞業績 アジア的視点にたつ古代日本文化の研究
第2回(1989年度) 都出 比呂志(つで ひろし)氏
- 生年 1942年(当時47歳)
- 当時の職 大阪大学文学部教授
- 受賞業績 日本農耕社会の成立過程に関する研究
第3回(1990年度) 小林 達雄(こばやし たつお)氏
- 生年 1937年(当時52歳)
- 当時の職 國學院大学文学部教授
- 受賞業績 縄文文化の総合的研究
第4回(1991年度) 青柳 正規(あおやぎ まさのり)氏
- 生年 1944年(当時46歳)
- 当時の職 東京大学文学部教授
- 受賞業績 古代ロ-マの美術・考古学研究におけるすぐれた業績
第5回(1992年度) 田中 淡(たなか たん)氏
- 生年 1946年(当時46歳)
- 当時の職 京都大学人文科学研究所助教授
- 受賞業績 中国建築史の研究
第6回(1993年度) 春成 秀爾(はるなり ひでじ)氏
- 生年 1942年(当時50歳)
- 当時の職 国立歴史民俗博物館教授
- 受賞業績 原始時代の社会構造とイデオロギ-に関する考古学的研究
第7回(1994年度) 千田 稔(せんだ みのる)氏
- 生年 1942年(当時51歳)
- 当時の職 奈良女子大学教授
- 受賞業績 古代日本の歴史地理学的研究についての業績
第8回(1995年度) 武田 佐知子(たけだ さちこ)氏
- 生年 1948年(当時47歳)
- 当時の職 大阪外国語大学助教授
- 受賞業績 服装史と日本古代国家の形成についての研究
第9回(1996年度) 山中 敏史(やまなか としじ)氏
- 生年 1948年(当時47歳)
- 当時の職 奈良国立文化財研究所埋蔵文化財センター集落遺跡研究室長
- 受賞業績 古代官衙に関する考古学的研究
第10回(1997年度) 菊池 俊彦(きくち としひこ)氏
- 生年 1943年(当時54歳)
- 当時の職 北海道大学教授
- 受賞業績 北の海と大地を視点として
第11回(1998年度) 甲元 真之(こうもと まさゆき)氏
- 生年 1944年(当時54歳)
- 当時の職 熊本大学教授
- 受賞業績 東アジア新石器時代社会研究の革新
第12回(1999年度) 上原 真人(うえはら まひと)氏
- 生年 1949年(当時50歳)
- 当時の職 京都大学大学院文学研究科教授
- 受賞業績 瓦と木器から日本の古代を追求する
第13回(2000年度) 岡村 秀典(おかむら ひでのり)氏
- 生年 1957年(当時43歳)
- 当時の職 京都大学人文科学研究所助教授
- 受賞業績 中国・日本の考古学を連携する研究
第14回(2001年度) 今村 啓爾(いまむら けいじ)氏
- 生年 1946年(当時54歳)
- 当時の職 東京大学大学院人文社会系研究科教授
- 受賞業績 縄文文化の実証的研究により
第15回(2002年度) 寺沢 薫(てらさわ かおる)氏
- 生年 1950年(当時51歳)
- 当時の職 奈良県教育委員会文化財保存課主幹
- 受賞業績 考古学的成果に基づく王権・国家形成期の研究により
第16回(2003年度) 宮本 一夫(みやもと かずお)氏
- 生年 1958年(当時45歳)
- 当時の職 九州大学大学院人文科学研究院教授
- 受賞業績 東北アジア文化論とその日本文化への影響の研究により
第17回(2004年度) 佐藤 洋一郎(さとう よういちろう)氏
- 生年 1952年(当時52歳)
- 当時の職 総合地球環境学研究所研究部教授
- 受賞業績 DNAによる新しい考古学の開拓の研究により
第18回(2005年度) 中村 慎一(なかむら しんいち)氏
- 生年 1957年(当時47歳)
- 当時の職 金沢大学文学部助教授
- 授賞業績 アジア稲作の起源と展開、中国文明の成立をめぐる比較研究
第19回(2006年度) 福永 伸哉(ふくなが しんや)氏
- 生年 1959年(当時47歳)
- 当時の職 大阪大学大学院文学研究科教授
- 授賞業績 三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)の研究
第20回(2007年度) 難波 洋三(なんば ようぞう)氏
- 生年 1955年(当時52歳)
- 当時の職 京都国立博物館情報管理室長
- 授賞業績 銅鐸(どうたく)の研究
第21回(2008年度) 関 雄二(せき ゆうじ)氏
- 生年 1956年(当時52歳)
- 当時の職 国立民族学博物館先端人類科学研究部長
- 授賞業績 古代アンデス文明の形成過程とその特質に関する研究
第22回(2009年度) 村上恭通(むらかみ やすゆき)氏
- 生年 1962年(当時47歳)
- 当時の職 国立大学法人愛媛大学教授・東アジア古代鉄文化研究センター長
- 受賞業績 東アジアにおける鉄と国家形成過程との有機的関係を解明した
第23回(2010年度)若狭 徹(わかさ とおる)氏
- 生年 1962年(当時48歳)
- 当時の職 高崎市教育委員会文化財保護課埋蔵文化財担当係長
- 受賞業績 古墳時代地域首長とその支配領域の形成過程に関する実証的研究
第24回(2011年度) 松井 章(まつい あきら)氏
- 生年 1952年(当時59歳)
- 当時の職 独立行政法人 国立文化財機構 奈良文化財研究所 埋蔵文化財センター長
- 受賞業績 日本考古学における動物、環境考古学の確立と国際化
第25回(2012年度) 小畑 弘己(おばた ひろき)氏
- 生年 1959年(当時52歳)
- 当時の職 熊本大学文学部教授
- 受賞業績 東北アジアにおける穀物栽培化過程の革新的研究
第26回(2013年度) 市 大樹(いち ひろき)氏
- 生年 1971年(当時42歳)
- 当時の職 大阪大学大学院文学研究科准教授
- 受賞業績 考古学と木簡などの研究を重ね、古代国家の研究を大きく前進させた
第27回(2014年度) 吉井 秀夫(よしい ひでお)氏
- 生年 1964年(当時50歳)
- 当時の職 京都大学大学院文学研究科教授
- 受賞業績 百済を中心とする朝鮮半島墳墓の研究と古代日朝関係史、朝鮮考古学の研究をすすめた
第28回(2015年度) 千田 嘉博(せんだ よしひろ)氏
- 生年 1963年(当時52歳)
- 当時の職 奈良大学学長
- 受賞業績 城郭の考古学的研究を新たに開拓し、その確立と発展に寄与
第29回(2016年度) 下垣 仁志(しもがき ひとし)氏
- 生年 1975年(当時41歳)
- 当時の職 京都大学准教授
- 受賞業績 古墳時代の王権構造の解明に大きく寄与した
第30回(2017年度) 外村 中(そとむら あたる)氏
- 生年 1960年(当時57歳)
- 当時の職 ドイツ ヴュルツブルク大学東方文化研究所漢学系上級講師
- 受賞業績 東洋古代の芸術文化の解明に大きく寄与した
第31回(2018年度) 関根 達人(せきね たつひと)氏
- 生年 1965年(当時52歳)
- 当時の職 弘前大学教授
- 受賞業績 独自の視点と 方法により考古学が中世史・近世史に大きく貢献しうることを示した
第32回(2019年度) 米田 穣(よねだ みのる)氏
- 生年 1969年(当時50歳)
- 当時の職 東京大学総合研究博物館教授
- 受賞業績 同位体分析をもちいた考古科学を開拓し、その確立と発展に寄与した
第33回(2021年度) 河上 麻由子(かわかみ まゆこ)氏
- 生年 1980年(当時41歳)
- 当時の職 大阪大学大学院文学研究科東洋史学研究室准教授
- 受賞業績 仏教文化の視点による古代東アジアの対外交渉史の研究
第34回(2022年度) 堀 大介(ほり だいすけ)氏
- 生年 1973年(当時49歳)
- 当時の職 佛教大学歴史学部歴史文化学科教授
- 受賞業績 考古学に立脚した古代地域史像及び白山信仰史の学際的研究
第35回(2023年度) 辻田 淳一郎(つじた じゅんいちろう)氏
- 生年 1973年(当時50歳)
- 当時の職 九州大学大学院人文科学研究院准教授
- 受賞業績 古代鏡の分析による古墳時代を中心とした考古学的研究
第36回(2024年度) 森先 一貴(もりさき かずき)氏
- 生年 1979年(当時45歳)
- 当時の職 東京大学大学院人文社会系研究科准教授
- 受賞業績 日本旧石器時代の体系的研究とその社会的・国際的発信