本文
令和7年度 就学前児童対象アウトリーチ ~きしわだアートプロジェクト~ を実施しました
令和7年度のアウトリーチ事業は、岸和田市内の幼稚園5歳児クラス等を対象に、プロの劇団員によって行われる「時計のない村」の演劇鑑賞と子どもたちの制作活動が一連となったワークショップを実施しました。今年度は、全8園で実施することができました。
8年目になるこの事業は、子どもたちがプロの劇団員による演劇を鑑賞し、プロの劇団員と一緒に制作活動を行うことを通じて、様々な表現の仕方を学び、想像力を育むことを目的としたものです。
今年度のテーマは、小川未明の童話「時計のない村」。
時計がない時代、村の人々は、太陽を頼りに生活していました。太陽が昇ってくると朝、太陽が頭の上にくると昼、太陽が沈むと夜——太陽の位置を見て日々を営んでいました。ところが、村のお金持ち二人がそれぞれに時計を手に入れたことで、村のルールが変わり、平和に暮らせなくなってしまいます。
はたして皆が笑って暮らせる日は来るのでしょうか?
演劇は2部制になっており、子どもたちが飽きないように演劇の間に工作タイムを設けています。
まず、演劇の前半は、講師の自己紹介に加え、太陽の絵を参考に質問タイムを設けました。お互いの緊張がほぐれたところで、演劇の鑑賞タイムへ。前半では、村の人々が太陽を見て生活していることを子どもたちに鑑賞してもらい、村の人々にとっての太陽の重要さを知ってもらいます。
その後、太陽のお面づくりに入ります。時間が許す限り、さまざまな色の折り紙、フィルム、シール、テープ等を用いて、個性的なお面を工作しました。皆、お互いのお面を褒め合ったり、アイデアを出し合ったり、和気あいあいと楽しく過ごせました。出来上がったら、発表です。それぞれ気に入ったところや、アピールポイントを述べました。
そして、演劇の後半。村の人々は、時計の登場で太陽を見なくなってしまいますが、その時計が壊れてしまい、人々の生活はめちゃくちゃに…。そこで、子どもたちが作ったそれぞれの太陽のお面を自分の顔に重ね、太陽となって村の人々を助けます。それを見た村人たちは元気を取り戻して、ハッピーエンドへ…
先生方からは、「いつもと違う子どもたちの個性が垣間見れた」「最初は心配したが、皆集中して演劇を見ることが出来た」「子どもたちが時間を意識するようになった」「事業が終わったあとでも、劇の真似をしていた」と嬉しい感想を沢山いただき、大盛況のうちに終了しました。
|
実施幼稚園 |
参加者 |
参加人数 |
実施日時 |
|---|---|---|---|
|
岸和田市立天神山・修斉幼稚園 |
5歳児・4歳児 |
10人 |
11月11日(火曜日) 9時30分~11時00分 |
| 岸和田市立城東北幼稚園 |
5歳児・4歳児 |
8人 |
11月11日(火曜日) 12時30分~14時00分 |
| 岸和田市立大宮幼稚園 | 5歳児 | 15人 |
11月14日(金曜日) 9時30分~11時00分 |
| 岸和田市立光明幼稚園 | 5歳児・4歳児 | 11人 |
11月14日(金曜日) 12時20分~14時00分 |
|
岸和田市立常盤幼稚園 |
5歳児 |
22人 |
11月18日(火曜日) 9時30分~11時00分 |
|
岸和田市立大芝幼稚園 |
5歳児 | 10人 |
11月18日(火曜日) 12時30分~14時00分 |
|
岸和田市立城北幼稚園 |
5歳児 | 9人 |
11月21日(金曜日) 9時30分~11時00分 |
| 岸和田市立八木幼稚園 | 5歳児 | 10人 |
11月21日(金曜日) 12時30分~14時00分 |
講師:一般社団法人 毛帽子事務所
実施内容
(1)「時計のない村」鑑賞タイム(前半)
講師たちの自己紹介に加え、絵を使ってこれから鑑賞するお芝居に関する質問を園児たちに投げかけ、緊張をほぐし、興味を持たせます。太陽がどのようにして村人の生活に関わってきたのか、鑑賞してもらいます。
(2)太陽のお面の工作タイム
さまざまな色の折り紙や、フィルム、テープ、キラキラしたシールを用いて工作します。子どもたちも目を輝かせて、楽しく自由に作っていました。
(3)太陽のお面 発表の時間
出来上がった太陽のお面を一人ひとり紹介してもらいました。頑張った点や一番気に入ったところなど、上手に発表していました。聞いていた園児たちも「すごいなぁ」とお互い称賛していたのが微笑ましかったです。
(4)「時計のない村」鑑賞タイム 後半
太陽がなくなり、その上時計が壊れて生活が出来なくなって、困り果てた村人たち…。園児たちが、思い思いに作った太陽のお面を自分の顔に重ねて村人たちを助けました。始まる前は緊張していた園児たちも最後は大喜び、お芝居もハッピーエンドで終わりました。


