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【講座レポート】女性のための起業応援講座~先輩のリアルストーリーを聞こう~
女性のための起業応援講座~先輩のリアルストーリーを聞こう~
講座レポート
「いつかショップやカフェを開きたい」「講座を主催してみたい」「自分の好きなこと・得意なことで教室を始められたら・・・」そんな夢を持つ女性の皆さんに向けて、実際に起業された先輩のリアルストーリーを聞きながら、次の一歩を踏み出すヒントを得ていただきたい。そんな思いを込めて、2回にわたる講座を開催しました。
【1回目 "中国茶の世界にようこそ"】 中国茶歴 約20年の中国茶師 香結さんのお話
「自分の好きな"ものづくり"を仕事にしたい」「自宅を開放して、お茶会を開きたい」など、参加動機を共有するところから講座が始まりました。
香結さんは、「中国茶の魅力を地元に広めたい」という思いで、泉州地域でお茶会や講座を開催されています。
また、流木を使った「世界に1つの流木茶則(ちゃそく)」を制作し、インスタグラムを通じて販売にもつなげています。
「人生には限りがある。やりたいことをしよう。」と、仕事に区切りをつけて海外旅行をされていましたが、ほどなくコロナ禍となりました。好きな中国茶の魅力をSNSで発信するうちに、認知度が高まります。古民家など理想の出店場所を探しつつも、今はSNS経由で注文が入るようになり、中国からの直接仕入れも行っています。
「今は起業のハードルは低く、新しい販売手段もある」とのお話。また「ただお茶を販売するだけでなく、おいしい中国茶の世界を地元の方々に伝えていきたい」という思いが、とても印象的でした。
参加者からも活発な質問が寄せられ、中国茶の種類や特徴、茶器のお話、中国現地でのエピソードなど、話題が尽きない楽しい時間となりました。
【2回目 "量り売りから始まる小さな起業ものがたり"~自分と人と地域と地球を健康に~】
こだわり食品の量り売りショップのオーナー 関本里絵子さんのお話
「いつか何かやりたい」「ネット販売で小規模に起業したけれど、この先のヒントになることを聞きたい」など、参加のきっかけはさまざまでした。
店内の案内をしていただき、お店のコンセプトを教えてくださいました。「自分軸がぶれないために、明確なコンセプトを持つことが大事」とのお話。店名「tetoteya」の由来は、泉州弁で「手伝って」。多くの方に支えていただいた感謝の気持ちが込められています。
京都のあるお店を訪れた時に「これをやろう!」と決心し、起業講座の受講から物件探し、開業届や営業許可の申請まで、なんと10か月というスピードでお店をオープン。「進みながら考える」やり方にダイナミックさを感じました。
実際のお店での講座開催で、お話をよりリアルに感じることができました。また、集客の工夫や大切にしていることも教えていただき、参加者との質疑応答や参加者同士の交流もできる貴重な時間となりました。
2回の講座で、起業のヒントだけでなく、講師の皆さんが「何を大切に考えているか」といった“生き方のヒント”もたくさん学びました。参加された皆さんにとって、小さな気づきや次の一歩につながるきっかけとなっていれば幸いです。
【講座の様子】
-1回目 "中国茶の世界にようこそ"
-2回目 "量り売りから始まる小さな起業ものがたり"
みなさんの感想
【1回目】
- とても感動の講座でした。先生のバイタリティーや人柄に感動。
- お茶がおいしくて、先生のお話もステキで大変楽しかった。
- とても有意義な時間を過ごすことができた。質問など気さくに聞け、答えてくださったことがよかった。
- 中国茶を味わえてすてきな体験ができた。
【2回目】
- 自分の軸を大切に、ブレないよう、常に自問自答して確認することが大切だと教えていただいた。
- (自分がやりたいと思っていることに対して)他の参加者さんからいろいろなご意見を伺えてよかった。
- 自分にできることは何か考えさせられた。
- 3年を振り返って、「自分にやさしくしようと思った」というお言葉がとても素敵でした。
日時
【1回目】令和7年11月1日(土曜日)午後1時半~3時半
【2回目】令和7年11月30日(日曜日)午後1時半~3時半
講師
【1回目】中国茶師 中国茶会主催・講座講師 香結(かゆう)さん
【2回目】こだわり食品の量り売りショップとシェアスペース tetoteya zero waste shopのオーナー 関本里絵子さん
対象
テーマに関心のある人
主催
岸和田市立男女共同参画センター

