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令和7(2025)年度の主な国際交流
1.仏ラ・ロシェル市の青少年が岸和田市を訪れました
青少年海外(ラ・ロシェル市)音楽交流受入事業で、仏シャラント=マリティーム県のラ・ロシェル市の青少年2名、エリザ・ヴェデリンさんとポール・ロワさん、引率のヴァンサン・コッポラーニさんとマリーヌ・ヌオーさんが岸和田市を訪れました。
青少年のお二人はラ・ロシェル市の音楽学校コンセルヴァトワールの学生で、エリザさんはファゴット奏者、ポールさんはピアノ奏者です。昨年度、岸和田市から派遣した2名の青少年と大阪・関西万博と自泉会館にてコンサートを行いました。
この事業はかねてより交流があるラ・ロシェル市と青少年の派遣・受入を昨年度より始めたものです。
到着(4月30日)
訪問団は無事に関西国際空港に到着しました。
岸城神社で滞在中の安全とコンサート成功を祈願し、また、だんじり会館と岸和田城を視察し、日本や岸和田の文化を体験しました。
その後、市長と市議長を表敬訪問し、今回予定されている万博と自泉会場でのコンサートによって、演奏する4人はもちろんのこと、演奏を聴く多くの人にも交流が広がることを期待しました。
夕方には、昨年度の派遣事業に参加し、また今回コンサートで共演する中地さんと千田さんと再会し、ホストファミリーとなる彼らと帰宅しました。
5月1日
市主催の歓迎昼食会に参加しました。佐野市長や岸副市長、岸和田市国際親善協会、岸和田文化事業協会の方が出席し、昨年度の交流や万博でのコンサート、また好きな音楽家などについて話に花が咲きました。
またエリザさんとポールさんによるラ・ロシェル市の紹介プレゼンテーションも行われ、映画に関連したフェスティバルや有名映画のロケ地などを発表しました。
その他は一日練習に励みました。
5月2日
フランスパビリオンの協力で大阪・関西万博ポップアップステージ南でのコンサートを行いました。前日から雨が続き開催が危ぶまれましたが、なんとか天候が回復し開催することができました。
まずフランスパビリオンを視察しました。鼓動というテーマとともに、日本とフランスの繋がりを体感します。
そしてコンサート会場であるポップアップステージ南でリハーサルを進めます。海辺のステージでは強い風が吹き、演奏家にとっては厳しい環境となりました。それでも、4人はコンサート成功ため入念にリハーサルに臨みます。
開催に先立ちフランスパビリオン副コミッショナーのローランド・サイヤール様より祝辞をいただきました。そして、いよいよコンサートが始まります。風によるハプニングがありながらも、大きな拍手のなか4人は演奏を終えました。
5月3日
午前中には木下工務店を視察し、彫り物の下絵体験をしました。だんじり会館で見ただんじりの彫り物が、どのように作られるのか、修行には何年かかるのかなどの質問にも答えてくださいました。
午後は自泉会館にてコンサートを行いました。前日の屋外でのコンサートとはうって変わっての室内コンサートです。歴史ある建築物でのコンサートに多くの市民に来場いただきました。到着してから練習時間も少なく、慣れない環境のなか、4人それぞれが素敵なコンサートにしようと力を尽くしました。そんな彼らの演奏によって、まさに言語や国を越えた絆を体現するコンサートになりました。
5月4日
金閣寺と清水寺に向かい京都視察を行いました。
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5月5日
- あっという間の5日間が過ぎ、帰国の日となりました。ホストファミリーと惜しみながら別れを告げ、いつかまた一緒に演奏しようと約束をしました。
上記事業は関西エアポート株式会社の協力事業です。