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1月3日(金曜日)、琴の音色が流れる久米田寺の境内で、毎年恒例の千本搗(づ)きが行われました。棒状の杵を使い数人で餅をつき、ついた餅を杵で持ち上げる「千本搗き」。今年もたくさんの子どもたちが参加しました。
朝早くから準備をする寺の関係者の皆さん
千本搗き用にあらかじめ餅をつきます
自分の背丈より高い棒を受け取る子どもたち
大人たちが見守る中、石臼をぐるりと取り囲み、自分の背丈よりも高い棒状の杵で餅を一生懸命つく子どもたちの姿に思わず笑みがこぼれます。熊取町からお父さんと参加した4歳の女の子は餅つきが初めてで「お餅がビヨーンと伸びて面白かった。とても楽しかった」と笑顔で話してくれました。
ついた餅をみんなで力を合わせて「よいしょー!」と一斉に天高く持ち上げる「千本搗き」は、子どもたちにとって冬休みの良い思い出になったことでしょう。
千本搗きの前には、午後から行われる「餅の手渡し」用のお餅丸めが、お寺の世話人さんたちの手により朝早くから行われていました。餅の手渡しも毎年大盛況とのこと。来年のお正月は、ぜひご家族一緒に歴史ある久米田寺で伝統行事に触れてみませんか。