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障害者差別を考えるセミナー「認知症になってからのセカンドストーリー~私からあなたへ伝えたいこと~」を開催しました
障害者差別を考えるセミナー「認知症になってからのセカンドストーリー~私からあなたへ伝えたいこと~」を開催しました。
若年性認知症と診断されてもポジティブ、そして笑顔いっぱいでパワフルな山中しのぶさん。デイサービスを運営しながら、日本や海外からの講演依頼も引きも切らず。元気の源、聞いてみませんか。
講師の山中しのぶ(やまなかしのぶ)さんは、1977年生まれで、高知県南国市出身。3人の男の子の母です。
2018年に認知症を扱ったテレビドラマを観ていた息子に認知症を疑われ受診し、2019年2月に41歳で若年性アルツハイマー型認知症との診断を受けました。
携帯販売の営業職として15年間勤務していましたが、体調を崩し2021年6月末に退職しました。認知症になってからも暮らしやすいまちづくりをしたいと思い、一般社団法人「セカンド・ストーリー」を設立。2022年10月からは利用者が有償でボランティア活動を行うデイサービス「はっぴぃ」を高知県香南市に開所しました。
また、講演会などでご自身のことをお話しするなどの活動を行っています。
講演会では、映像を交えながら、これまでのご自身の経験をお話しくださいました。認知症と診断を受けてからの苦悩や孤独、ご自身を支えてくれたご家族や周りの方のサポートについて、当事者でないと分からないことがたくさんあると知ることができました。また、デイサービス「はっぴぃ」の活動紹介では、山中さんと利用者のみなさんがポジティブで前向きに生き生きと活動されている姿に感銘を受け、たいへん興味深くお話を聞くことができました。


日時:令和7年2月8日(土曜日)14時から15時30分
場所:市立男女共同参画センター 研修室3(岸和田市加守町4丁目6番18号)
参加者:48名 アンケート回収:41名
- よく理解できた・・・29名
- まあまあ理解できた・・・9名
- よく分からなかった・・・1名
- 無記入・・・2名
参加者アンケートより
- 若年性認知症の本人の話を聞けるとは思っていませんでした。とてもよかったです。
- 母が60代で認知症を発症しました。診断を受けた時の山中さんのお気持ちを聞き、母の当時の不安・苦しさ・悔しさをあらためて実感しました。
- 認知症にならないことよりも、なっても大丈夫な社会が広がっていれば、それで救われていくのだと思いました。
- 「一緒に」という発想が、これからの認知症の介護に必要だと思いました。
- しのぶさんの笑顔、とても素敵です。元気をいただきました。