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インターネットテレビ会議システムを利用した平和学習事業(ピースネット)を実施しました。

更新日:2025年2月13日掲載 印刷ページ表示

国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館・公益財団法人長崎平和推進協会が学校向けに無料で実施しているピースネット事業(長崎在住の被爆者がインターネット会議システムを通じて小学校の児童に被爆体験を語る)を活用し、岸和田市立小学校児童が戦争の恐ろしさ、核兵器の恐ろしさ、平和の大切さを学びます。
岸和田市では平成23年度に城内小学校で試行実施し、平成24年度から本格的に実施しています。

令和6年度は小学校5校で実施しました。

岸和田市内の小学校5校と長崎県をインターネット会議システムにより接続し、被爆者が自らの被爆体験や原爆の悲惨な状況を語り、子どもたちと平和について意見を交わしました。

  朝陽小学校の生徒が被爆者の講話を聴講する様子   天神山小学校の生徒が被爆者の講話を聴講する様子

     ※朝陽小学校での様子                         ※天神山小学校での様子

【実施した学校の児童の感想】

●原爆投下から80年たっているから、被爆した人たちから話を聞くことはもうできないと思う。このような貴重な体験ができるのはすごいことだと思った。これからはこのようなことが起きないように、どうすればいいのかを考えることが大事だと思った。

●戦争で多くの人が亡くなって、生き残った人も放射線で亡くなる人がいたと知って、戦争はとてもこわいものだと知りました。知らないことが多く知れて、勉強になりました。 

●今、現在の日本では考えられないほどのおそろしいことが、広島だけではなく長崎でもおぞましいことが起きていたことが講話者さんのお話で分かりました。このようなことがもう二度と起こってほしくないとお話を聞いて心から思いました。

●ピースネットを見て、戦争が起こってしまうと、たくさんの命がうばわれ、生き残ることができたとしても、その後の人生が辛かったり、しんどかったり、不安な思いをして過ごさなければいけないことが分かった。唯一の被爆国日本は原爆の苦しさを世界に伝えるべきだと思う。

●原爆はとても危険で、二度と起こしてはいけないから、若い人たちがこのことを受け継いでいかないといけない。原爆のことを知るだけではなく、少しでも行動に移すことが大事だとわかった。

●今日の平和学習で思ったことは、「今、平和なくらしができていることにしっかり感謝したい」と思いました。

●歴史の授業で戦争のことを学んでいるけど、話や動画を通して、授業では学べないことも知れました。実際に被爆者の話を聞いて戦争の恐ろしさを改めて知って、戦争は絶対にするものじゃないと思いました。貴重な体験をありがとうございます。

【実施した学校の先生の感想】

●たくさんメモを書いて一生懸命聞き取っていました。原爆の被害のおそろしさ、平和への願いを改めて実感している児童が多かったです。

●その当時のリアルな状況が分かり、大変貴重な時間になりました。他の講話者さんの話も聞いてみたいと思いました。

●長崎で原爆に人生を左右された方の生の気持ちを聞かせてもらうことは、何よりも子どもたちの心に響く学習で、今後も続けてほしいです。

●受け継ぐことが難しいとされている近年、少しでも子どもたちが考えられる経験ができるようにしなければと深く感じました。

●戦争を体験された方から直接、当時の生活の様子、感じていたことを聞けるのは大変ありがたい機会でした。

 

今年度実施校
実施日 実施校 受講学年 児童数 講話者名 被爆当時の年齢
10月24日 朝陽小学校  6年生 87人 山田   一美    氏 12歳
10月29日 天神山小学校  6年生 16人 山田   一美   氏 12歳
11月12日 城北小学校  6年生 84人 清野 定廣   氏 8歳
12月日 常盤小学校  6年生 142人 橋本   富太郎  氏 1歳
2月7日 浜小学校  6年生 26人 橋本   富太郎   氏 1歳

戦争の悲惨さや核兵器の恐ろしさ、平和の尊さを確認していただくために、被爆体験をされた方の講話を視聴できるリンクがありますので、こちらも是非ごらんください。

     国立広島・長崎原爆死没者追悼平和祈念館 平和情報ネット(グローバルネットワーク)