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園児たちも訓練。頑張っています!!岸和田市幼年消防クラブ。

更新日:2025年11月21日掲載 印刷ページ表示

体で覚える!!もしもの時の大事なこと!! 

岸和田市幼年消防クラブ員は、洋服に火がついたとき(着衣着火)、水を使用しなくても、自分で消火する方法。そして火災時に煙が充満した室内から避難する方法等を楽しくまじめに学んでいます。 

着衣着火消火方法 
ストップ、ドロップ&ロール・カバーユアフェイス(止まる、倒れる、ころがる。顔面を火から守る。)

着衣着火した場合、周りに火を消す道具や物がない場合もあります。そんな時はストップ、ドロップ&ロール・カバーユアフェイス!!

1.ストップ
洋服に火がついたまま走り回ると、風が起こり、余計に火の勢いが増します。だから走らないようにします。

2.ドロップ
洋服についた火は、顔面をめがけ上昇してきます。それを防ぐために倒れます。地面に倒れ、燃えているところを地面に押しつけるようにし、体と地面をくっつけ、消火します。 

3.ロール
地面に倒れたまま、左右に転がります。転がることで地面との接触面積を増やし、消火効果を増大させます。これは窒息消火となります。

4.カバーユアフェイス
顔面を火から守り、火傷を防ぎます。

さあ実践です。消防吏員が説明するとまじめに聞いてくれ、園児たちはかわいい声で「はぁ~~い」と元気よく答えてくれます。
防火教室風景1   防火教室風景2  
 みんなできるかな?さあやってみよう。
まずは大きな声で「かじだぁ~~!!」
防火教室風景3
そのあとは、ストップ、ドロップ&ロール・カバーユアフェイス(止まる、倒れる、ころがる。顔面を火から守る。)です。
できるかな?私たち消防職員もドキドキです。
防火教室風景4
止まって、寝転んで、ころころ。向きを変えてコロコロ。消火完了!!
とても上手に出来ました。

火災になった家からの大脱出 グレートエスケープ (大脱出)

火災になった家から逃げ出すサバイバル方法で、頭で理解するのではなく、実際に体を動かし、体で覚えることを目的とし実施します。

1.寝室のドアは閉めて寝ます。火災により発生した煙の室内流入を少しでも少なくする為です。

2.感知器の音が聞こえたら身を低くしてドアを目指します。煙は上昇し、たまっていくものです。火災初期、床面近くには煙は溜まりません。この場所こそ新鮮空気が存在します。身をかがめることにより煙を吸う事を防ぎ、そして視界をも確保します。

3.ドアを開ける前に、手の甲でドアを触ります。これはドアの温度を調べ、ドアの向こう側が燃えていないのを確認します。ドアを開けたと同時に火、煙が襲ってくることを防ぐためです。ドアが熱ければ当然、別のドアから避難します。

4.無事避難すれば、家族との待ち合わせ場所に向かいます。

5.避難した場所にとどまり、家には戻ってはダメです。
火災というものは進行していきます。脱出時の火と戻った時の火は比べ物にならない為です。

煙からの逃げ方。部屋からの逃げ方。そして煙は怖いと十分に説明すると、おおきな声で「はぁぁぁい!!」
さあやってみよう。
防火教室風景5  防火教室風景6
姿勢を低く、視界を確保!!煙に当たらないようにし、扉まで行きます。ちなみに煙はカーテンで代用しています。

防火教室風景7
扉まで行けば、手の甲で扉が熱いかどうかをチェック。熱くなければ扉をちょっとづつ開けていき、火がないか確認し、なければ脱出です。

※すべてのドアが熱い。窓が高くて園児では逃げられない。そういったときは物を使い、壁や床を叩き、音を立てながら救助をまつ。ベランダに逃げ出すことが出来るのであれば、ベランダに出て、何か目立つもので屋外から助けを求める。
何もせずに救助を待つよりも、何かすることを覚えさせる事が重要です。

真剣な顔で頑張ってくれました。みんなお疲れさまでした。
火や煙の怖さをしっかりと理解していたとしても、いつ災害に遭遇するかはわかりません。頭で理解することも大事な事ですが、体でも覚える。そんな防火教室にしていきたいと思います。

最後にみんなではいチーズ!!
防火教室風景8