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長年使用している扇風機に注意しましょう!
更新日:2021年2月8日掲載
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扇風機から火災に
扇風機の火災事故は、製造から10年以上経っている製品で多く発生し、その主な原因は、「経年劣化」で、劣化した部分が使用中に発熱や発火し火災につながっています。
発火実験で燃え上がる扇風機の写真・動画
(写真・動画提供:Nite(独立行政法人製品評価技術基盤機構))
扇風機による事故は全国で年平均約40件発生し、節電意識が高まる中、扇風機を使用する家庭が多くなっていることと、「まだ動くし・・・」と物を大事にする意識が、事故発生の1つの要因となっています。
主な原因
- 長期使用による内部回路のコンデンサーの絶縁劣化により、扇風機の使用中に、ショートして発火
- モーター軸受部の潤滑油が消耗してモーターが回転できなくなったために、モーターのコイルが過熱してショートし発火
- 長期使用により、モーター巻線が絶縁劣化し、ショートによる異常発熱が生じ、火花が発生して周囲のほこりなどに着火し火災が発生
事故防止のため、次に挙げるような異常がないか確認してください。特に、古い扇風機を使うときには安全に注意して使用しましょう。
こんな異常に注意!!
- スイッチを入れても、ファンが回らない
- ファンの回転が異常に遅かったり不規則だったりする
- ファンが回転するときに異常な音や振動がする
- モーター部分が異常に熱かったり、焦げくさいにおいがしたりする
- 電源コードが折れ曲がっていたり破損したりしている
- 使っている時に電源コードに触れると、ファンが回ったり回らなかったりと不安定である
このような症状のうち一つでも該当する場合は、すぐに使うのをやめ、電源プラグをコンセントから抜き、メーカーなどに相談しましょう。
