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町会・自治会 取組事例紹介(岡山町)
町会・自治会 取組事例紹介 こんなこと やってます! Vol.1
(2025年9月発行)
町会・自治会取組事例紹介 ~こんなことやってます~ Vol.1(岡山町) [PDFファイル/330KB]
岡山町内会
加入数…約1,200世帯 加入率…約80% (R7.2月現在)
岡山町内会って?
その昔3地区が一つになった名残で町内には大西地区、東出地区、山出地区の3つの地区があります。約1,200世帯が加入し、だんじりは3台あります。
町内会役員は各地区から選任された協議員(23人)から成り、協議員の中から会長、副会長(3人)を選任します。
隣組は120組。各組に組長がいます。
運営や役員選出のこと
町内会の業務を「総務」「事業」「文教」の3つに分け、協議員23人を各業務に振り分け、責任者も選任しています。
また、協議員や会計監査には必ず、祭礼に参加していない人に入ってもらうようにしています。町会支出のうち、祭礼に関する費用の占める割合が高いため、祭礼関係者でない方の意見も反映し、祭礼関連の支出に意見が出にくくなる状況を防ぎ、バランスが偏らないように気をつけています。
次世代を担う人材を発掘・育成する仕組みづくり
役員の負担軽減のため、町会規約を変更し、協議員任期を1期2年、最長3期6年まで、会長任期は1期2年までとしました。
今の役員は長く町会活動に関わってくれている人が多く、次の担い手への継承を考えると協議員任期は最長6年でも短いのではと感じています。
そのため、変更後の規約の運用は令和12年度からとし、それまでの数年間を人材発掘・育成期間と捉え、十分な準備をしたいと思っています。
祭礼関係者や若手など住民の中から、防犯委員やボランティア活動など何かしらの活動に関わってくれる方を発掘し、関わりを通じて町会活動を知り、大切さを理解してくださった方の中から、次世代を担う人材を見つけたいです。
役員間の連絡や情報共有にLINEを活用
協議員全員、町会長と副会長、町会長と老人会会長などのグループLINEを作り、情報共有や各会議などの開催連絡・出欠回答に活用しています。開催連絡の発信者は「隣組長会議」「溝掃除」など行事ごとに整理し、担当を決めています。
発信は、原則一方通行にしています。意見を求める場にしてしまうと収拾がつかなくなりますし、文字では伝わらない部分がどうしてもあるからです。相談事は顔を合わせて話せる会議の場で行うことにしています。LINEを活用することで情報共有がしやすくなったと感じています。
中野 雅司 会長
私自身、副会長を4年ほど務めたのちに会長を担うことになりました。
会長が忙しいのは理解していましたが、実際はもっと多くのことを処理してくれていたことに驚き、副会長の理解や補佐を得て、業務の分散化を図りました。
会長業務を整理して「見える化」し、蓄積、継承していくことが、役員の負担軽減、後任の人の迷いや不安の軽減につながると考えています。皆さんの協力を得ながら、日々取り組んでいます。