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6月26日(水曜日)、4月4日の大芝小学校(磯上町2丁目)の入学式で突然倒れ心肺停止となった女性に、心肺蘇生法を交代で実施するなどして女性の命を救った救急協力者7名に対し、市消防長から感謝状が贈呈されました。
女性は、娘さんの姿を保護者席から眺めていた時に突然意識を失い、倒れました。近くにいた保護者数名が声掛けを行いましたが意識、呼吸が無い状態のため、心肺蘇生法を交代で実施するとともに119番通報を行い、学校教員が校内に設置しているAEDを取りに行きました。保護者がAEDを操作し、救急隊が到着するまで電気ショックを2回実施して心肺蘇生を継続し、その後、到着した救急隊へ引き継ぎました。救急隊が観察を行ったときには心拍の再開と自発呼吸があり、酸素投与と継続観察を行い、市内の病院へ搬送されました。女性は、約2週間後に無事、軽快退院することができました。
7名の迅速で的確な処置、見事な連携と勇気ある行動に対し、消防長は感謝の意を表しました。また、この救命活動が、今年4月に本市消防本部で導入した「映像通報」を活用し、傷病者が社会復帰に繋がった事例であったことから、あらためて「映像通報」の活用と応急手当講習の受講を呼び掛けました。
感謝の言葉を述べる消防長
贈呈式の最後に、女性から救命活動に携わった皆さんへ感謝の手紙が読みあげられ、手紙はこう締めくくられていました。
「今回の事をきっかけに、命の尊さ、健康の大切さ、救急救命の重要性を一人でも多くの方に知って頂けたら嬉しく思います」
感謝の言葉を述べる女性の夫