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帰国したパンダが最後に食べ残した竹の枝葉をアオリイカの産卵床に! 修斉小学校の6年生が産卵床作りに挑戦しました

更新日:2025年7月9日掲載 印刷ページ表示

 本市は、アドベンチャーワールドと2020年に「SDGsパートナーシップ協定」を締結し、パンダが食べる竹を活用する「パンダバンブープロジェクト」を進めてきました。昨年からは「パンダバンブーESD環境教育」の一環で、山(放置竹林)から海(海藻の減少)までの課題解決や資源循環について市内の小学生と一緒に取り組み、学習しています。
 7月3日(木曜日)、白浜町で3月に実施したアオリイカの産卵床の設置に続き、修斉小学校6年生児童32人が岸和田漁港沖に設置する産卵床作りに挑戦しました。白浜町ではアオリイカの産卵に3年連続で成功しており、岸和田漁港沖では初めての試みとなります。

 午前9時15分、岸和田漁港に到着した児童たちは、アドベンチャーワールドの人から、パンダが食べ残した竹の枝葉とブロックを使った産卵床の作り方の説明を受けました。

元気にバスから降りてくる児童たち
元気にバスから降りてくる児童たち

パンダの写真を見せながら説明するアドベンチャーワールドの職員

パンダの写真を見せながら説明するアドベンチャーワールドの職員

アオリイカの写真を見せながら説明するアドベンチャーワールドの職員

 前回の白浜町での産卵床の設置後、アオリイカが産卵し、また海藻も育ち、竹の枝葉を沈めることが海の環境にとってとても良い成果が出たという成功例を実際の写真で見聞きした児童たちは俄然テンションが上がり、暑い中も汗を流しながら、みんなで力を合わせ産卵床を作りました。
 ブロックの穴に竹を隙間なく詰め込み、紐でしっかり結ぶ作業は想像以上に大変だったようで、手が痛くなった児童もいましたが、約1時間かけて合計21個の産卵床を作りました。

産卵床の作り方を説明するアドベンチャーワールドの職員

パンダが食べ残した竹の枝葉
パンダの食べ残した竹の枝葉
パンダは葉のほんの先しか食べないそうです

産卵床を作る児童たち

産卵床を作るために竹をブロックの穴に詰める児童

産卵床を作る児童たち

産卵床を作る児童たち

産卵床を作る児童たち

産卵床を作る児童たち

完成した産卵床を運ぶ児童たち

完成した産卵床を運ぶ児童たち

 その後、児童たちは船に乗り人工干潟へ移動。船上から沖へ産卵床を沈める様子を見学しました。人工干潟では、自然資料館の学芸員から、人工干潟ができた経緯や海の生き物についてのお話を聞き、カニや貝を見つけて大喜びの様子でした。

船に乗り込むライフジャケット着た児童たち
ライフジャケットを着用して船へ

船の窓から海を見る児童たち
景色を嬉しそうに眺める児童たち

人工干潟まで歩く児童たち
人工干潟に到着

船の上から産卵床を沈める様子
船の上から産卵床を沈めました(アドベンチャーワールド提供)

産卵床を沈める船に向かって手を振る児童たち
​産卵床を沈める船に向かって手を振る児童たち

自然資料館の学芸員から説明を受ける児童たち

スナガニの穴を見る児童たち
スナガニの穴を発見!

貝をつかまえた児童たち

カニをつかまえた児童

 産卵床づくりだけでなく、大阪府漁業協同組合連合会の人から、大阪湾で獲れたハモやサワラ、クロダイを見せてもらったり、船に乗って人工干潟に行ったり、児童たちにとって楽しみながら環境保全への理解を深める良い機会になったことでしょう。

大阪府漁業協同組合連合会の人にハモをみせてもらう児童たち

サワラを見せてもらう児童たち

 8月上旬、アオリイカ産卵のモニタリング調査が行われる予定です。子どもたちの頑張りが成功につながりますように。​

船の前での集合写真

バスから手を振る児童たち
暑い中、お疲れ様でした!


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