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8月5日(火曜日)、内畑町の井出さんのぶどう畑にお邪魔しました。約600坪の広い井出さんのぶどう畑では、シャインマスカット、ブラックビート、ピオーネ、瀬戸ジャイアンツなど計18品種を育てています。取材当日は、その中でも珍しい大阪オリジナルぶどう「虹の雫」を撮影させていただきました。
「虹の雫」は、栽培時期や栽培方法によって、緑色から赤色まで多様な色になり、フルーティーな香りが特徴的な中粒のぶどう。2018年に品種登録された大阪オリジナルぶどうです(品種名はポンタ)。その後、愛称が公募され、2023年8月から「虹の雫」の商標で販売されています。岸和田で「虹の雫」を生産している農家さんは10戸もないそうです。
虹の雫
ぶどうの栽培で苦労する点をお聞きすると、一粒一粒丁寧に果粒を取り除く「摘粒」という工程だと話してくれました。摘粒は、房の形を整え、粒を大きく甘く、そして病害虫の発生を防ぐために行います。ぶどうの円錐型のきれいなフォルムは、農家さんの心のこもった丁寧な作業によって形づくられているんですね。
ぶどうの出荷は9月末まで続くとのこと。井出さんのぶどうは「農産物直売所 愛彩ランド」などで販売されています。ぜひ、大阪オリジナルぶどう「虹の雫」を食べてみてください。