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11月22日(土曜日)、岸和田漁港(地蔵浜町)で漁港たんけんを開催しました。
漁港たんけんは、自然資料館が毎年開催する人気イベントで、今年も多数の応募の中から抽選で約30人が参加しました。市内だけでなく、中には奈良県や兵庫県からの参加者も!
まずは、漁船見学からスタート。この時期はシラスを獲っているとのことで、漁獲方法なの詳しい説明がありました。漁師の音揃さんは「魚を獲るのは本当に難しく、長年の経験が必要で、漁師さんたちの情報共有も重要です。」と話してくれました。
漁船見学後は漁獲物の観察。今回は、漁で一緒に網でひきあげられたものの、販売できない、人間の食料にならない生物の中にどんな種類がいるのかを探しました。
今回、岸和田漁港からほど近い沖で獲れたのですが、そのなかから見つけた生物は、魚類10種類(ヒメオコゼやタツノオトシゴの仲間など)、貝類26種類、ウミウシの仲間4種類、甲殻類14種類、その他8種類(サンショウウニ・ウミサボテンなど)です。
目で見てすぐに分かるシャコやヒトデだけでなく、参加者たちはじっくり観察し、珍しい種類の生物やかなり小さな魚なども見つけて楽しんでいました。
観察後、見つけたものを並べ、ダンボール水族館を開催。専門員が順番に説明し、参加者の皆さんは質問したりメモを取るなど、熱心に話を聞いていました。
獲る場所・時期によって、漁獲物が変わります。次回はどんな生き物が見つかるでしょうか。ぜひ参加してきてください。