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避難所受付のデジタル化の実証実験を実施しました。【株式会社インテックとの実証事業】

更新日:2025年2月21日掲載 印刷ページ表示

【実証実験】避難所チェックイン管理システムによる避難所受付の効率化の検証を実施しました。

 岸和田市では、市民の生活利便性の向上や一人ひとりの生活の豊かさを高めていくため、情報技術や先端技術を活用したスマートシティの取組を推進しています。今年度、スマートシティの取組をリードする組織である「スマートシティ推進協議会」の設立に向けて準備を進めています。この協議会では、産学官が連携し、スマートシティの取組を牽引していきます。

 そこで、先行プロジェクトとして、令和6年度は、株式会社インテックと防災に関するワーキング活動を実施しました。具体的には、令和7年1月25日(土)に、Opsol福祉総合センターで、マイナンバーカードやスマートフォンを活用した避難所チェックイン管理システムの実証実験を行い、避難所受付の効率化の検証を行いました。今回の実証を踏まえ、本市の課題解決に繋がる取組を引き続き進めていきます。

  ロゴ

 

【当日の風景】

12​​

【検証結果1(避難所チェックイン管理システムについて)】

受付の種類

参加人数

受付完了までの平均時間

計測方法

手書き

(システム入力時間を含む)

15人

(住民:2人、

 職員、インテック:13人)

1分10秒

住民による記入開始から

職員によるシステムへの

登録作業完了まで

QRコード

43人

(住民:28人

 職員、インテック:15人)

1分45秒

QRコード読込開始から

登録完了まで

マイナンバーカード

56人

(住民:38人

 職員、インテック:18人)

9秒

避難登録の画面操作開始から

マイナンバーカード読取完了まで

 
受付方法 結果 考察
マイナンバーカード

【利用者目線】

  • 他の手法と比較すると圧倒的に登録速度が速い
  • 今回の実証実験においては情報の読み取りもスムーズであった

【管理者目線】

  • 読取機器がスリープ状態になると復帰に特定の操作が必要(USBを再接続する等)
  • ​発災時、緊急性に追われる中でも短時間で正確に受け付ける方法としては有効性が高い
  • 機器の操作面では誰でも使いこなせるよう、幅広い年代を対象にした講習会を実施することも効果的と考える
QRコード

【利用者目線】

  • スマートフォンの設定や仕様の違いで入力時間に差が出る
  • 個人のスマートフォン操作スキルに左右される
  • 生年月日の入力時に選択式ではなく入力式であれば良いとの声も見られた
  • 入所・退所時(特に退所時)は必ずステータス変更の手続きが必要

【管理者目線】

  • 受付時、情報入力時の滞留が課題
  • スマホ操作を教える技術も必要
  • 避難者情報登録時の操作性についての不便点はシステムのUIを改善していく必要がある
  • 発災時は1対多の状態になるため、スマホ操作の伝授で時間をとられることを防ぐ必要がある。スマホ教室で操作に慣れる他、誰にでもわかりやすい操作マニュアルを用意しておくことも一つの方法と考えられる
手書き

【管理者目線】

  • 手書きはQRコードより入力時間は短いが、職員によるシステム入力作業が後続で発生する
  • 職員によるシステム入力時には、情報の読み方や文字の判別が困難な可能性がある
  • 利用者にとって日常的に「書く」動作をしているため大きな負担にはならない可能性がある
  • 一方で、管理者にとってはデジタルに書き起こす作業が発生するため、避難所運営の作業が増えることになる

【参加者の感想(一部)】

  • マイナンバーカードを作っていましたが、初めて使用しました。もっと普及すると便利になると思います。
  • このシステムが使えれば、各避難所での受付けや情報把握が簡素化され、物資の配給などにも非常に役に立つと思います。
  • 受付の早さを今回は検証されていたが、早さも大事だが、どれだけ人手をかけずに、情報を集約できるかが重要だと思います。その点も十分考え評価していただきたい。
  • マイナンバーで簡単に受付ができたので驚きました。
  • QRコード入力で郵便番号入力で住所が自動反映される方がよいと思います。また同行者(家族)もまとめて登録できるとよいと思います。
  • 誕生日入力では、選択肢を探すのが手間でした。
  • インターネット環境に不安がある。退所できていないと他施設で入所できないようにするべきではないか。
  • マイナンバーカードでの受付では、受付が完了したか分かりにくかった。など

【検証結果2(データの見える化とデータ連携)】

 避難所チェックイン管理システムで収集したデータの見える化と大阪広域データ連携基盤(ORDEN)への連携の実証実験も行いました。

BIツールを活用した避難所状況の可視化(エリアデータ利活用サービスを活用)

BI

※避難所ごとの「避難者数の推移」、「年代別、性別ごとの避難者数」、「収容率」を把握

ORDENへのデータカタログ掲載-データ流通の活性化へ-

ORDEN

※ORDENを参照することで、避難所ごとの避難状況を関係者と簡単に共有可能に

 

株式会社インテックのニュースリリース(外部リンク)

     https://www.intec.co.jp/news/2025/0221_1.html

 

問合せ先

岸和田市 総合政策部 企画課 スマートシティ推進担当

  • 住所  〒596-8510 大阪府岸和田市岸城町7番1号
  • 電話   072-423-9647(直通)
  • F A X   072-423-6749
  • メール  kikaku@city.kishiwada.osaka.jp

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