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歴史的建築物・古民家等利活用セミナー 「ー日本遺産「さの町場」エリア“まち歩き・現地見学ー「古民家・空き店舗等×リノベーション=にぎわい」を開催しました
今回のセミナーは、令和3年度の講演会で講師をしていただいた「一般社団法人バリュー・リノベーションズ・さの」と「さの町場家守舎まちばの芽」の取り組みについて現地視察をするため、実際に取り組みが行われている「さの町場」エリア内を歩いて移動しながら関連施設を見学するまち歩き形式で開催しました。
両団体のキーパーソンから、活動経緯と近況についてお話しいただき、その後、まち歩きをしてバリュー・リノベーションズ・さのが手がけた施設を見学しました。

セミナー内容
木や土などの自然素材で造られた古民家は人や環境に優しく、風格のある外観や趣のある室内は日本の伝統美を醸し出し、人々に癒しと落ち着きをもたらしてくれます。近代建築物と異なる魅力がたくさんある古民家は貴重な文化遺産ですが、近年は、世代交代で空き家となって朽ちたり、取り壊されたりするケースも増えています。泉佐野の旧市街地「さの町場」エリア界隈では、古民家などをリノベーションして活用し、まちを元気にしようとする取り組みが進められており、古民家の保全やまちの賑わいづくりに繋がっています。
まち歩きして泉佐野で行われている現場を見学し、古民家の保全や活用、まちの活性化などについて考える機会としました。
講師
石井 博子さん(一般社団バリュー・リノベーションズ・さのマネージャー)
大学卒業後、大手ハウスメーカーに就職。結婚、出産、子育てを経て仕事に復帰後、これまでの経験を活かすため「一般社団法人バリュー・リノベーションズ・さの」への参画を決意。立上げ時のメンバーとして女性の社会進出のワークショップや企画運営を担当し、現在は、同団体のマネージャーを務めている。法人では、マネジメント役として業務全般に携っている。何か始めたいと考えている人が活躍できるようになればとの想いから、日々意欲的に活動を続けている。
橋本 健一さん(さの町場家守舎まちばの芽メンバー、「くらふとや」管理人)
泉佐野市さの町場にあるつばさ通り商店街の服屋に生まれる。自身が皮膚炎に悩んだ経験から、同じ悩みを持つ人の一助になればと考えて開業したオーガニックの石鹸屋を営む傍ら、さの町場エリアの活性化を図る「さの町場家守舎まちばの芽」のメンバーとしても活動。
妻の祖母が住んでいた町家を処分する話が浮き上がったが、貴重な古民家を取り壊すことはもったいないと考え、バリュー・リノベーションズ・さののワークショップに参加して相談し、残すことを決意。その後、まちばの芽のメンバーで改装作業を進め、団体の活動拠点「くらふとや」をオープン。現在はくらふとやの管理人になり、日々忙しく活動している。
日本遺産「さの町場」
泉佐野市北西部に位置する旧市街地で廻船業者を営み、江戸時代の長者番付に度々登場した佐野の豪商、「食野家」が拠点に栄えた場所で、現在も蔵や古い町屋が多く残っているエリア。当時、まちの繁栄とともに自然に広がっていった町場は、細く曲がりくねった道が多く、非常に入り組んでおり、「迷宮都市」と呼ばれている。今でも江戸時代にタイムスリップしたような情緒ある町並みが残っており令和2年6月に日本遺産に登録された。


