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変わる介護制度 懸念される質の低下(中井 良介)
更新日:2017年2月1日掲載
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【問】要支援1、2で訪問介護や通所介護を受けている方は、平成29年4月から緩和型サービスが導入される総合事業の対象となる。
これにより、ヘルパーに代わって無資格の従事者が訪問し、デイサービスでは機能訓練がなくなることで、介護の質の低下につながると考える。
緩和型サービスをやめ、本人やケアマネジャーの意見をもとに、現行相当の介護が受けられるようにすべきと考えるがどうか。
【答】認知機能の低下や身体などの障害により、日常生活に支障があり、身体介護が必要な場合は、現行相当サービスを選択し、掃除や買い物などの生活支援が必要な場合は、緩和型サービスを選択することで、良質なサービスを受けられる。
現行相当サービスか緩和型サービスか、本人にとってふさわしいサービスをケアマネジャーと相談して決めてもらうことになる。
【問】簡単なチェックリストで総合事業サービスの要否を判定することになるが、希望すれば介護認定の申請も認めるべきだがどうか。
【答】本人の現在の状況、今後の状態変化の予測や必要なサービスの見込みなどを考慮し、選択してもらうことになる。
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