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2025年大阪・関西万博において、万博首長連合が主催するイベント「LOCAL JAPAN展」が開催されます。
『2025年日本国際博覧会とともに、地域の未来社会を創造する首長連合』とは、『2025年日本国際博覧会』の開催を契機とした地域の未来社会を創造する全国の自治体のネットワークです。
「LOCAL Japan展」では、全国から43の自治体が集結し、6つのテーマに分かれて、様々な魅力を発信します。
テーマ
文化・伝統技法を未来へ
ブースコンセプト
手工芸・いろいろな素材の違い『産地の技術と魅力の共演~職人の想いをのせて~』
出展自治体
岸和田市・貝塚市(大阪府)・東かがわ市(香川県)・須崎市(高知県)
大阪泉州桐箪笥【岸和田市】
桐たんすの最高峰「大阪泉州桐箪笥」
大阪府の南西部に位置する泉州地域は総桐箪笥発祥の地として300年の歴史を有し、伝統工芸品として経済産業大臣にも認定され、大阪泉州桐箪笥の9割以上が岸和田で作られています。
桐は湿気の多い時には、水分を吸い、乾燥時には水分を外に出す性質があります。また、他の木材と違い、桐は弱アルカリ性のため、虫を寄せ付けないという特徴もあります。密閉性・恒湿性・防虫性に優れた桐箪笥は、他の産地では手に入らない日本が誇れる伝統工芸品です。
だんじり彫刻【岸和田市・貝塚市】
受け継がれる匠の技「だんじり彫刻」
江戸時代中期に始まり、300年以上の歴史と伝統を誇るだんじり祭。豪快に街中を走り抜ける姿が印象的ですが、「走る芸術作品」とまで言われるほど、細部にまで繊細な彫刻が施されています。
彫物の題材に取り上げられる物語は、大衆に親しまれた歌舞伎、人形浄瑠璃、講談での演目が多く、彫刻師はそれらの物語を題材として描かれた錦絵や、絵本(絵入の読み物)の図柄を参考に下絵を描き、その下絵をもとに立体的な構想を膨らませて欅(けやき)に匠の技を刻み込みます。
「つげ櫛」で髪に美しさを
奈良時代の万葉集にも載っているほど、昔から存在している伝統的な櫛。生産量の約7割が、大阪府貝塚市であり、貝塚市が誇る伝統工芸品です。木の櫛は世の中に様々な種類がありますが、つげ櫛はその中でも最上級とされており、硬くて粘りがあるので折れにくく、表面がとても滑らかでつるつるとしています。
そのため、髪を梳かしたときの通りが良いというのがつげ櫛の特徴です。梳かすだけで、すっと落ち着き、艶が出てサラサラな髪へと導きます。
国産手袋の全国シェア90%の「手袋のまち」
香川県東かがわ市は、ファッション・防寒・各種スポーツ用手袋を中心に国内生産90%の占有率を誇る世界でも類を見ない手袋の一大産地です。明治時代から始まり、130年を超える東かがわ市の手袋産業は、長い年月のなかで時代によって変わるニーズに応えてきました。商品の多様さ、品質の高さなどから、国内はもちろんのこと、世界でも屈指の手袋総合産地として知られるようになっています。現在では手袋の縫製技術を活用した革製品などの生産も行われています。
日本で唯一 土佐の「虎斑竹(とらふだけ)」
「虎斑竹」は淡竹(ハチク)の仲間に分類され、高知県須崎市安和の虎竹の里でのみ、稈の表面に虎模様が浮かぶ不思議な竹です。表面に虎皮状の模様が入っていることから「虎斑竹(とらふだけ)」と呼ばれています。
≫貝塚市・東かがわ市・須崎市と大阪・関西万博 自治体参加催事への共同出展に関する協定を締結しました!