本文
岸和田黒鯛を使用した新商品「だんじり黒鯛佃煮」を開発しました
岸和田黒鯛を使用した新商品「だんじり黒鯛佃煮」を開発しました
このたび、「岸和田市食の磨き上げ協議会」が中心となり取組んでいる岸和田黒鯛プロジェクトの一環として、「岸和田黒鯛の価値向上等に関する連携協定」を締結しているティケイ企画と共同で、「だんじり黒鯛佃煮」を開発しました。
黒鯛は別名「チヌ」と言われ、大阪湾は「茅渟(チヌ)の海」と呼ばれるほど、黒鯛が多く獲れます。
また、市内の多くの小・中学校、高校の校歌に「茅渟」という言葉が使われており、市民にとって身近な魚ですが、食材としての需要が少なく単価も低迷しているため、廃棄されてしまうこともあります。そこで、黒鯛を地域が誇る魚へと変貌させたいという想いから、令和5年に行政、市内産業界及び観光団体によって設立した「岸和田市食の磨き上げ協議会」が中心となり岸和田黒鯛プロジェクトを立ち上げ、市内飲食店が趣向を凝らした岸和田黒鯛の創作料理を考案し、既成概念を覆す多種多様な黒鯛料理を提供する「岸和田黒鯛フェア」を開催するなど、岸和田黒鯛の価値向上等に挑んでいるところです。
このたび、健康志向の高まりとともに、発酵食品への注目が集まる状況を踏まえ、黒鯛の新たな魅力を引き出す商品の共同開発に着手し、伝統の佃煮製法と岸和田黒鯛の深い旨味を活かした「だんじり黒鯛佃煮」の試作品が完成しました。
今回の試作品は、みそ煮と生姜煮(しょうがに)の2種類で、開発にご協力頂いた大阪市鶴見区にある佃煮の老舗、「浪花佃史屋(なにわつくしや)」様の長年にわたる伝統技術により、黒鯛の繊細な良質とコクを引き立てた逸品に仕上がっています。ご飯のお供はもちろん、酒肴としても最適で、贈答品としての展開も視野に入れています。
今後、協力店舗での販売やふるさと寄附返礼品としての商用化検討を進め、「岸和田黒鯛=地域の誇り」となる新たなブランド確立を目指します。
岸和田市食の磨き上げ協議会とは
豊富な地元食材を活かし、地元料理や食品の磨き上げを行う活動により「地域経済の活性化」を図ることを目的に、行政、市内産業界及び観光団体が令和5年に設立した会議体で、本市の豊かな農産物・海産物を活用した料理や菓子の開発と既存の料理等の掘り起こしを行いつつ、岸和田産のブランディングと市外へのPR(ピーアール)活動を行っています。
【協議会メンバー】
- 岸和田市(環境農林水産部農林水産課、魅力創造部観光課)
- 大阪府環境農林水産部(流通対策室ブランド戦略推進課)
- 岸和田市漁業協同組合
- 春木漁業協同組合
- いずみの農業協同組合
- 岸和田商工会議所
- 公益財団法人大阪観光局
- 一般社団法人KIX泉州ツーリズムビューロー
- 岸和田市観光振興協会
関連リンク
岸和田黒鯛プロジェクトhttps://www.city.kishiwada.lg.jp/page/42-syokuwa-kingu.html