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6月9日(月曜日)、男子プロバレーボールクラブ「日本製鉄堺ブレイザーズ」が部活指導を行いました。
この取り組みは、本市と包括連携協定を結ぶ第一生命保険株式会社(日本製鉄堺ブレイザーズ・オフィシャルスポンサー)からの提案で実現したものです。
訪れたのは、土生中学校バレーボール部。男女計30人以上が所属し、日々厳しい練習に励んでいます。
当日は、堀江友裕選手(#5 リベロ)と上村琉乃介選手(#17 オポジット)が来校。
冒頭のあいさつで、堀江選手は「今日の練習だけで劇的に上手くなるわけではない。でも、今日の指導が上達のきっかけになれば嬉しい」と話し、生徒たちは真剣な表情で話に聞き入っていました。
そしてさっそく練習開始! 2人組のキャッチボールから始まり、オーバーハンドパス→アンダーハンドパスへと進みます。2人のプロ選手が生徒たちの技術レベルを見つつ、時おりアドバイスして回ります。
…それにしても、練習に励む生徒たちの引き締まった雰囲気に驚き! 話を聞く姿勢、テキパキとした動き、掛け声の大きさ。見ていて清々しい程です(そして礼儀正しい!)。その後のサーブレシーブ練習では、プロ選手のサーブを体験する機会も。適切に加減をしつつ、手際よく打ち込まれるサーブを懸命に追う生徒たちの真剣な表情が印象的でした。
練習の合間には、質疑応答の時間が設けられ、生徒から「高くジャンプするコツを教えてください」と聞かれた上村選手は「まずは繰り返しジャンプすること。その際には、パワーポジション(身体の力を最も発揮できる体勢)と、腕の振りなど全身の力を使って飛ぶことが大切」と答え、パワーポジションを実践してくれました。
最後はスパイク練習をこなし、約2時間の指導はあっという間に終了。
練習終了後は記念撮影を行ったほか、サプライズで堺ブレイザーズ・ロゴTシャツのプレゼントが! 嬉しさではしゃぐ生徒たちを見て、やっと中学生らしい顔が見れたな、と何だかほっとした気持ちになりました。
大成功に終わった今回の取り組み。今後も、岸和田の若い世代がプロスポーツ選手と触れ合う機会がたくさん生まれると素敵ですね。