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6月20日(金曜日)、市内在住の山田さんが育てているチーゼル畑にお邪魔しました。
チーゼルは、マツムシソウ科の背丈の高い二年草で、トゲトゲした楕円形の蕾が特徴的です。
鉤爪状のトゲを生かしてニットの起毛に使われる(天然素材であるチーゼルで起毛加工したニットは保温性が抜群で、高価!)ほか、乾燥させてドライフラワーとしても人気を博しています。
昔々は岸和田・上町周辺で盛んに栽培されていたようですが、現在はほぼ見かけないレア植物。毎年この季節に薄紫の可愛い花を咲かせることもあり、山田さんのご厚意で毎年撮影させてもらっています。
「今年は蕾のサイズが揃っていて、良い出来。もっと多くの人がチーゼルを知って、育ててくれれば嬉しいですねぇ」と笑う山田さん。
畑の前を通りがかった人には「これ、どうやって食べるん?」と聞かれることも多いそうですが…、何とも愛らしくて個性的なチーゼルが、少しでも多くの人に認知されると嬉しいですね。