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5月16(土曜日)・17日(日曜日)に大津川河口干潟(忠岡町・泉大津市)と阪南2区人工干潟(岸之浦町)で「大阪湾生き物一斉調査2026」を開催しました。毎年恒例の「大阪湾生き物一斉調査」は、今年で19回目を迎えました。『大阪湾生き物一斉調査』とは、大学・市民団体・国および地方自治体等で構成する「大阪湾環境再生連絡会」が大阪湾の沿岸で活動する団体の協力を得て、大阪湾内の各地の生き物を一斉に調査する取り組みで、調査結果は大阪湾の各地の水環境を把握する基礎資料にします。
17日(日曜日)に開催された岸和田市沖の埋め立て地、阪南2区にある人工干潟での調査(共和海建株式会社、CIFER・コア共催)には、親子連れや学生など158人が参加、佐野市長も視察に訪れました。参加者は岸和田漁港に集まり、船で干潟へ移動。干潟で採集を行った後、岸和田漁港に戻り、採集した生き物を「生きもの観察ノート」と照らし合わせて名前を調べたり、講師から解説を受けたりしました。
挨拶する佐野市長
船内では人工干潟や危険生物についての説明がありました
干潟での採集で子どもたちが特に夢中になっていたのは「マテガイ」の採集で、砂浜の穴からマテガイがぴょこっと飛び出す一瞬のチャンスを逃すまいと、待ち構えている様子がとても微笑ましかったです。「マテガイ」などの二枚貝類のほかにも「マダラウミウシ」などのウミウシ類や「マメコブシ」などのカニ類、「テッポウエビ」などのエビ類、海藻など様々な生き物を採集することができました。また、環境省レッドリストで準絶滅危惧種に選定されている「ユウシオガイ」や絶滅危惧II類に選定されている「ハクセンシオマネキ」も見つけることができました。
砂浜一面のウミニナ
マテガイ採集のために砂を掘る様子。穴が見つかると塩を振ります。しばらくするとマテガイが姿を現します。
市長も挑戦!
テッポウエビの仲間。敵への威嚇行動として大きなハサミで「パチ、パチ」と音を出す姿が、まるで鉄砲を撃つように見えることから「テッポウエビ」と名付けられたと柏尾先生から教えてもらいました。
マメコブシ
ユウシオガイ
オスの片方のハサミが極端に大きいハクセンシオマネキ(2025年7月撮影)
マダラウミウシ
帰りの船で疲れて眠る男の子(笑)
生きもの観察ノート
プランクトン「ヤコウチュウ」も顕微鏡で見せてもらうことができました
漁師さんの協力で、エイやタコ、カサゴ、カレイ、ヒトデ、ウミタナゴなど深い海の生き物にも触れることができました
タコの抽選会は盛り上がりました!
池尻町からお母さんと参加した小学5年生の女の子は「いろんな生き物に触れたし、たくさんのスタッフさんが生き物の特徴を教えてくれて勉強になった。とても楽しかった!」と目を輝かせて話してくれました。また阪南市から参加した小学3年生の男の子は「砂を掘るのに疲れたけど、楽しかった。マテガイを捕まえられなかったので、リベンジしたい」と悔しそうに話してくれました(笑)。
普段はなかなか触れる機会の少ない海の生き物たち。今回の体験は大阪湾の自然や環境について親子で考えるきっかけになったことでしょう。
7月26日(日曜日)に、阪南2区人工干潟で毎年恒例の観察会が開催されます。夏休みの自由研究にもピッタリのイベントです。ぜひご参加ください。詳しくは広報紙や市ホームページなどでお知らせします。