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4月14日に岸和田漁港沖に沈めた産卵床の最終モニタリングが6月22日に行われ、これまでのモニタリング調査の結果報告のため、7月2日に修斉小学校で出前授業を行いました。
6月22日に行われた水中ドローンでの最終モニタリングでは、残念ながらアオリイカの卵は見つかりませんでしたが、前回のモニタリングから更にたくさんのコウイカの仲間の卵が産みつけられているのが確認でき、また、産卵床の近くで「シリヤケイカ」という種類のコウイカの仲間の姿を確認することもできました。
当初想定していたアオリイカの卵は確認できませんでしたが、コウイカの仲間の卵がついていたことがわかり、児童たちは自分たちが作った産卵床が「新しい命を育む場所」として役立ったことに大きな喜びを感じている様子でした。

白く、しずくのような形をしたコウイカの仲間の卵

シリヤケイカ

シリヤケイカ2匹がお互いに触っているような感じで静止している貴重な映像を撮影することができました
パンダバンブープロジェクト推進チーム職員から「結果を発表します!みんなが作った産卵床に、なんとイカが卵を産んでくれました!」と報告を受けると「おーっ!!」と大きな拍手が沸き起こりました。
授業では、実際に海に潜りモニタリングをした自然資料館の柏尾学芸員から、イカの生態や海の環境について詳しく学び、児童たちは熱心に耳を傾けながら自然への理解を更に深めていました。また、この日は水中ドローンの撮影に協力してくれた株式会社ピッコロ社の松本さんが、実際に使った水中ドローンを持って来てくださり、児童たちはドローンに興味津々で、触らせてもらったり質問をしたりしていました。
ダイオウイカのぬいぐるみを使ってイカの生態を説明する柏尾学芸員
本物のコウイカの甲羅
コウイカの仲間の卵
シリヤケイカについて説明する柏尾学芸員
シリヤケイカの卵は黒い色をしています
実際にモニタリングで使用した水中ドローン
「今回のモニタリング調査から、岸和田の海、特に産卵床の近くには、少なくとも2種類以上のコウイカの仲間が生活していて、そのうちの1種類は確実に産卵床に卵を産んでいたということがわかりました。残念ながらみんなが楽しみにしていたアオリイカの卵は、今回は確認できませんでしたが、みんなが作って沈めた産卵床は来年も再来年も残り続けます。これから先も産卵床が残り続けている限りは、産卵期にアオリイカが卵を産んでくれる可能性はあると思います」という柏尾学芸員の言葉に児童たちは笑顔を見せ、自分たちの取り組みが未来の海につながっていくことを実感している様子でした。児童たちからは「アオリイカじゃなくてコウイカの卵と聞いてびっくりしたけど(笑)イカの卵がついてよかったです」「里山の竹で、もっと海が豊かになったらいいと思う」「卵が去年はつかなかったので、今年はついて嬉しかったし、海を豊かにしたくて取り組んだことだから、とても嬉しいです」といった感想が聞けました。
修斉小学校の6年生の児童たちは、11月14日(土曜日)・15日(日曜日)に初めて大阪で開催される、第45回全国豊かな海づくり大会「魚庭(なにわ)の海おおさか大会」で、プロジェクトの成果を発表する予定です。本市の「放置竹林」という「山」の課題を、海藻が減りアオリイカの産卵場所が少なくなっている「海」の課題に繋げ取り組んできたプロジェクトで得た経験は、多くの人に環境保全の大切さを伝えるきっかけとなることでしょう。