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大阪・関西万博に、岸和田市出身の現代アーティスト・塩田千春さんの作品「言葉の丘」が展示されているのをご存じですか?
塩田さんはドイツ・ベルリンを拠点とする国際的アーティストで、過去にはマドカホール(荒木町1丁目)や自泉会館(岸城町)で展覧会を開催されました。
言葉の丘
慶応義塾大学教授・宮田裕章氏が手掛けるシグネチャーパビリオン「Better Co-Being」内にある「言葉の丘」は「人と人との共鳴」をテーマに、張り巡らせた赤い糸の中に様々な言語の文字が織り込まれ、目に見えないつながりを詩的に可視化しています。
パビリオンスタッフの方からは「時間帯や天気などにより作品の表情が異なるので、いつ見ても新しい発見があります。スロープを下り、木々の間から作品を鑑賞するのもおすすめです」とお聞きしました。
おすすめの鑑賞スポット
写真は、晴れた日の午前中に撮影。塩田さんの作品以外にも「Counter Voice Network -EXPO2025」「最大多様の最大幸福」「共鳴の空」「エピローグ」とパビリオン建築である格子状のキャノピーを体験・撮影させていただきました。
宮田裕章氏と写真家・映画監督の蜷川実花氏が所属するクリエイティブチーム「EiM」が手掛けた「最大多様の最大幸福」は、約400本のワイヤーにサンキャッチャーが取り付けられ、光が反射しキラキラと輝いていました。
「最大多様の最大幸福」
人口の雨を降らす「共鳴の空」
エピローグ
パビリオン建築 格子状のキャノピー
塩田さんの作品をサンキャッチャー越しに鑑賞することもでき、見る場所・角度により作品の違った表情を楽しむことができます。
大阪・関西万博に行かれた際は、ぜひ塩田さんの作品をお楽しみください。
「Better Co-Being」は予約必須のパビリオンですが、塩田さんの作品はパビリオン外からも眺めることができます。静けさの森の近くに行かれた際は、木々の緑の中に作品の赤色が際立っているので、ぜひ探してみてください。
「Better Co-Being」について詳しくはこちら
「Better Co-Being」ホームページ(外部リンク)