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広報きしわだ 令和7年(2025年)1月号10-11面

更新日:2024年12月27日掲載 印刷ページ表示

特集 パンダバンブープロジェクト

岸和田の竹5000本で作られたパンダバンブーアート2024
​パンダバンブーアート2024「きらめく丘」(アドベンチャーワールド・和歌山県西牟婁郡白浜町)

2024年10月、本市の竹約5,000本を使用した、パンダバンブーアート2024「きらめく丘」が完成しました。
放置竹林対策から始まり、地域活力の向上を目指して多様な展開をみせるパンダバンブープロジェクト。
今号では、竹の根のように地域の笑顔をつなげ、広がっていく取り組みの一部を紹介します。
問合せ 水とみどり課パンダバンブープロジェクト推進チーム 電話:072-423-9579 ファクス:072-423-7239
パンダバンブーアート2024特設ホームページのQRコード
パンダバンブーアート2024特設ホームページはこちら(外部リンク)

パンダバンブープロジェクトとは?

 本市では、竹林管理の担い手不足により竹林が広がり続けています。放置された竹林は農作物に被害を与える野生動物の住すみか処になり、土砂崩れの危険性も高くなります。そこでアドベンチャーワールド協力のもと、パンダの食事用に竹を伐採し、食べない竹の幹部分を有効資源としてアップサイクルすることで、「竹害」ではなく、地方創生に向けた「宝の山」になるように取り組んでいます。

具体的な取り組み

 「竹まつり」などのイベント時には竹に穴をあけた照明「竹あかり」や竹で作られたステージなどで盛り上げたり、竹をチップ化して肥料や舗装材として活用しています。また、竹を集成材に加工し、和歌山県の伝統的な木工技術によって一点ずつハンドメイドで製作された食器「PANDAYS」は本市のふるさと寄附の返礼品にもなっています。

パンダバンブーアート2024

 「いのちがつながる・踊る!」をテーマに、人と動物と自然のつながりや、生きる喜びを感じられる空間を作りたいという思いで始まったアート活動です。制作には地域を越えた多くの人が関わり、クラウドファンディングも目標額を超える19,470,500円のご支援をいただきました。たくさんの応援、誠にありがとうございました。

河合町の放置竹林を整備する市職員
整備する市職員

整備された河合町の竹林
整備された竹林(河合町)

パンデイズの食器
竹製の食器「PANDAYS」

竹から作られたコーヒーミル
竹から作ったコーヒーミル

プロジェクト限定ラベルの岸和田ビール
プロジェクト限定 オリジナルラベルの岸和田ビール
さとふるのホームページQRコード
​ふるさと寄附「さとふる」ホームページはこちら(外部リンク)

パンダバンブーESD環境教育

宝くじのキャラクターのくーちゃんのイラスト
宝くじの助成金を活用しています。

修斉小学校

 ESD(持続可能な開発のための教育)環境教育の一環で修斉小学校6 年生と竹の伐採やアドベンチャーワールドでパンダバンブーアート2024 のアート制作のお手伝いをしました。現地では、子どもたちが制作者に自ら進んでインタビューするなど積極的に活動していました。
 また、竹の活用方法を考え、本市の職員に対し発表をしてもらいました。1 月28日(火曜日)のインターネットテレビ「岸和田TVMODE」に、修斉小学校を代表して児童数名が生出演します。ぜひ、ご覧ください。
テレビモード視聴用QRコード
岸和田 TV MODEはこちら(外部リンク)
竹をのこぎりで切る子ども

竹に穴を開ける小学生

制作者にインタビューをする小学生

発表をする小学生

東光小学校

 東光小学校では、創立100 周年を記念してバンブーツリーを制作しました。
 4 年生が竹あかりを作り、NUTsWORKs(ナッツワーク)(本市を活動拠点に、モノづくりを通じて地域活性化や竹に関する取り組みを行っている団体)がツリー状に組み立てました。
 出前授業の際には、子どもたちから「パンダはなぜ岸和田の竹が好きなんだろう」「竹ってこんなにおいがするんだ」といった感想が聞け、新しい気づきが生まれているようでした。
 1 月末まで岸和田カンカンベイサイドモール(港緑町)で点灯しています。竹あかりの優しい光をお楽しみください。
小学校で出前授業をしている様子
東光小学校での出前授業

ツリー状に組み立てている写真
ツリー状に組み立てているNUTsWORKsのメンバー

東光小学校創立100周年を記念した竹あかりの写真
東光小学校創立100周年の記念竹あかり

竹あかりを組み立てて作ったツリー
竹あかりツリー

Bamboo History

2020年…SDGsパートナーシップ協定を締結、パンダバンブープロジェクトスタート
2022年…ゆめみヶ丘まちびらきフェスタ開催、竹のステージを制作!(「竹まつり」として毎年開催中)
竹で作られたステージでのダンス発表
2022年…パンダバンブーSmile広域包括連携協定を締結和歌山県白浜町との連携がスタート
​2024年6月…パンダバンブーアートキックオフ!本市の竹林(三ケ山町)で地域の人たちや多くの関係者とともに竹5,000本の伐採がスタートしました!​
伐採した竹を運んでいる姿

伐採した竹を並べている写真
​2024年10月…パンダバンブーアート「きらめく丘」完成!2つの空間からなる巨大バンブーアート。夜は竹あかりに囲まれ、また違った雰囲気が味わえます。
アーティストのワンさんと、本市職員の写真
左:設計した台湾の世界的アーティスト ワン・ウェンチー氏
右:竹大使(本市職員)
子どもの後ろ姿
ライトアップされたパンダバンブーアート2024
​2025年…大阪・関西万博に竹の茶室が登場!2025年4月から開催の大阪・関西万博に本市の竹で作る茶室が登場予定です。
竹の茶室の完成予想図
イメージパース

キッチンカーでサポート!

 株式会社Mellow と行政内再分配キッチンカー事業に関する連携協定を締結しました。キッチンカーの売り上げの一部がパンダバンブープロジェクトに還元されるので、間接的にプロジェクトを支援することができます。1 月から市役所玄関前に出店していますので、ぜひお立ち寄りください。
キッチンカーの仕組みの図
キッチンカー出店のカレンダー
1月の出店カレンダーはこちら(外部リンク)

今後の展望

 2025 年もたくさんの魅力的な取り組みを計画しています。竹がきっかけで人と人とがつながり、笑顔あふれる明るい豊かな社会を作ります。誰でも参加できるような取り組みも考えています。ぜひ、一緒に盛り上がっていきましょう!
本市の竹を食べるジャイアントパンダのさいひん
本市の竹を食べるジャイアントパンダの彩浜(さいひん)