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岸和田市内では、丘陵地と呼ばれる丘で化石がたくさん見つかります。
化石とは、大昔の生き物の体の一部や生活のあとが、地層の中に残こされたものです。
今号では、岸和田市内やその近くで見つかった化石たちを紹介します。
問合せ 自然資料館 電話:072-423-8100 ファクス:072-423-8101
地層とは、石ころや砂、泥、火山灰などが積み重なってできたもの
この地層からは、トリガイなど海に棲む貝類の化石が見つかったよ!
トリガイ(約100万年前)
この地層からは、淡水に棲む貝類の化石(オトコタテボシガイ・カワニナの一種)が見みつかったよ!
カワニナの一種(約100万年前)
オトコタテボシガイ(約100万年前)
オサムシ類の翅(約280万年前)
コナラの仲間(葉)(約280万年前)
松ぼっくり(約100万年前)
ヒシの仲間(約100万年前)
岸和田城を囲む石垣は、「和泉山脈の和泉砂岩層」の石が多く使われていて、
「コダイアマモの化石」がその石垣から発見されたんだ。
近年の研究で、海草ではなく排泄物(ウンチ)の可能性もあることが分かったよ。
岸和田城天守閣の近くにあるから探してみよう‼
キシワダワニは今から約70万年前に、現在の大阪府周辺で生息していたワニ。その化石が1994年に流木町で発見されたんだ。ワニは通常、熱帯~亜熱帯地域で生息しているんだけど、発見された地層からキシワダワニは温帯地域で生息していて、大きさは約4メートル。まだ成長中のワニだったと考えられているよ。大阪府豊中市で日本で初めて発見されたマチカネワニの仲間で、似ている形をしているけど、まだまだ分からないことがいっぱいなんだって。
大阪市内の博物館で展示したキシワダワニの頭(実物化石)
キシワダワニの頭(レプリカ)
岸和田市の近く(貝塚市や泉南市、泉佐野市)で恐竜時代の海王者「モササウルス(約6,800万年前)」の化石が見つかったんだ。アンモナイト類・サメの歯などの化石も見つかっているよ。モササウルスがいた海が豊かな海だったことが分かるね。
モササウルスの復元骨格レプリカ
モササウルスのレプリカ化石(下あごなど)
牡蠣殻がついたアンモナイト
A. 勝手に入って採っちゃダメだから、教えられないんだ。それに、化石がある場所は足元が危ないから怪我をする可能性もあるよ。でも、毎年1月~2月頃に化石を探すイベントがあるから、ホームページをチェックしてね‼
A. もし化石を発見したら、自然資料館に教えてね。
自分で作ったものは持って帰れます。高校生以上は200円が必要です(入場料、保護者も必要)。大人のみの参加も大歓迎です。
対象 3歳以上(小学生以下は保護者同伴で)
申込方法 当日午後1時半に抽選
場所・問合せ 自然資料館(堺町) 電話:072-423-8100
日時 4月13日(日曜日)午後2時~3時、午後3時~4時
講師 ジョニ男はうす氏
費用 300円(材料費)
定員 各10人
日時 4月20日(日曜日)午後2時~3時、午後3時~4時
講師 小島真也氏(きしわだ自然友の会評議員)、渡辺克典氏(きしわだ自然友の会副会長)
定員 各10人
日時 4月29日(祝日)午後2時~3時、午後3時~4時
定員 各10人
日時 5月5日(祝日)午後2時~3時、午後3時~4時
講師 数田裕樹氏(大阪石友会会長)
費用 100円(材料費)
定員 各10人
日時 5月6日(休日)午後2時~4時
講師 西矢早百合氏(おはなし冒険姫主宰)
定員 20人
クイズに正解すると、抽選でAかBの化石に関する体験講座をプレゼント‼
専門家からおもしろい話が聞けるので、ぜひ応募してね‼
A.化石のレプリカ作り(5人)
B.化石クリーニング(5人)
干支の中で1つだけ、実は「ワニ」だったかもしれない動物がいるんだって‼その動物は次の3つのうち、どれでしょう?
(ア)ヘビ (イ)たつ (ウ)トラ
応募方法 4月25日(金曜日)(必着)までに、はがきに(1)クイズの答え (2)希望の体験 (3)こども新聞の感想
(4)住所 (5)名前 (6)電話番号 (7)年齢か学年を書いて〒596-8510 広報広聴課「こども新聞」係へ
問合せ 広報広聴課 電話:072-423-9402 ファクス:072-423-6409
※当選者にのみ連絡し、体験日程などを調整します。
開館時間:午前10時~午後5時(最終入場は午後4時)
※月曜日は休館日です。
きしわだ自然資料館では、もっと詳しくキシワダワニやモササウルスについて展示しているよ!ここでは紹介できていない化石や、動物の剥製もたくさんあるので、みんな見に来てね~!