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大漁旗の旗竿に使われる孟宗竹(モウソウチク)

更新日:2026年11月2日掲載 印刷ページ表示
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大漁旗を彩る孟宗竹

豊漁を願う祭りや船の進水式など、縁起の良い行事では、大漁旗(たいりょうばた)を掲げる旗竿(はたざお)に孟宗竹(モウソウチク)がよく使われます。孟宗竹は太くてしなやかで、海上の強い風にも耐えることができます。鮮やかな緑色の竹と、先端で風になびく葉が、大漁旗をいっそう華やかに引き立てます。

第45回全国豊かな海づくり大会~魚庭(なにわ)の海おおさか大会~で実施される「大船団パレード」(令和8年11月15日実施予定)では、岸和田市の神於山(こうのやま)で刈り出された孟宗竹が旗竿として使われます。

大船団パレードの様子

 

竹の刈り出しと利活用

旗竿に使う竹の刈り出しには、神於山保全活用推進協議会の会員団体が協力しています。

今回使われる竹は、住友ゴム工業株式会社の活動地である神於山の「GENKIの森」で育ったものです。刈り出しは、森づくりに取り組む漁業者の団体「大阪府漁民の森づくり『魚庭の森づくり』協議会」が行いました。

また、刈り出した竹の残材の利活用には、「住友ゴム工業株式会社」、「特定非営利活動法人神於山保全くらぶ」のほか、岸和田市の職員も参加しました。

成長した孟宗竹は、長さが18~20mにもなります。刈り出した竹を大漁旗の旗竿に使うだけでなく、残った枝や幹も余すところなく活用しました。

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大漁旗の旗竿

旗竿には、竹の上部約8mを使います。先端の枝葉を一部残してほかの枝葉を切り落とし、大漁旗を掲げる旗竿に仕上げました。

大漁旗を掲げる漁船

竹垣

竹垣の材料として活用するため、枝をたくさん集め、束にして保管しています。

※「竹垣」とは、竹を組んだり編んだりして作る日本の伝統的な垣根です。日本建築や日本庭園の塀、目隠しなどとして、現在も使われています。

竹垣用の竹束

竹ぼうき

一部の枝と幹を使って、竹林周辺の清掃に使う竹ぼうきを製作しました。

竹ぼうき

竹チップ

竹の幹は、チッパーと呼ばれる粉砕機で細かく砕き、竹チップにしました。粒の大きい竹チップは雑草の繁茂を抑えるために使い、粒の細かい竹チップは堆肥として活用します。​

竹の幹のチップ化作業

竹の利活用と豊かな海づくり

竹は古くから、建築資材や工芸品、日用品、食料(タケノコ)など、さまざまな用途に使われてきた貴重な資源です。

しかし、プラスチックなどの代替素材の普及や生活スタイルの変化、安価な輸入材の増加などにより、国内の竹が十分に活用されなくなりました。その一方で、管理されずに放置された竹林(放置竹林)が各地で問題となっています。岸和田市も例外ではなく、特に孟宗竹が多く繁殖しています。

森林は、川を通じて海へ栄養分を届けるなど、豊かな海を育むうえでも重要な役割を果たしています。そのため、森林を適切に管理するとともに、放置竹林の解消や竹の有効活用に取り組むことは、豊かな海を守ることにもつながります。

関連リンク

第45回全国豊かな海づくり大会 ~魚庭の海おおさか大会~(外部リンク)

神於山保全活用推進協議会