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令和7年度 がん検診等のご案内
がん検診等を受けましょう!
日本人の約3人に1人はがんで亡くなっています。がんは進行した段階で初めて症状が出る場合が多く、早期のがんでは症状が出ることはほとんどありません。早期発見・早期治療を行えば、重症化を防ぐことができます。自覚症状がなくても、がん検診を定期的に受けましょう。
目次
がん検診等の対象者・内容・料金・実施場所
岸和田市住民基本台帳に記載のある人で、下表対象者に該当する人。
がん検診等は、医療機関での個別検(健)診、保健センターなどでの集団検(健)診をあわせて年度内に1回です。ただし、乳がん検診、子宮がん検診、胃がん検診(胃内視鏡検査)は、偶数年齢時が対象で2年に1回です。
現在治療中の人、勤務先で受診できる人は対象となりません。
●個別検(健)診を希望する場合は、直接各医療機関にお問い合わせください。
※年度途中で記載内容が変更になることがあります。最新情報は「健康だより」のページをご覧ください。
●集団検(健)診を希望する場合は、集団がん検診等の申込方法をご覧ください。
検(健)診名 | 対象者(注1)及び検診内容 |
料金(一部負担金) 注2 |
実施場所 |
---|---|---|---|
肺がん検診 ※65歳以上の人は結核健診も含みます |
受診日現在、40歳以上の人
|
胸部エックス線検査:無料 喀痰細胞診:400円 |
医療機関(5~3月) 保健センターなど |
胃がん検診 (胃部エックス線検査) |
受診日現在、50歳以上の人(注4)
|
500円 |
保健センターなど |
胃がん検診(胃内視鏡検査) |
受診日現在、50歳以上で偶数年齢の人(注4)
|
2,000円 | 医療機関(通年) |
大腸がん検診 |
受診日現在、40歳以上の人
|
300円 |
医療機関(5~3月) 保健センターなど |
乳がん検診 |
受診日現在、40歳以上で偶数年齢の女性(注5)
|
1,000円 |
医療機関(通年) 保健センターなど |
子宮がん検診 |
受診日現在、20歳以上で偶数年齢の女性(注5)
|
500円 |
医療機関(通年) 保健センター |
骨粗しょう症検診 |
受診日現在、40歳以上(71歳以上は初回のみ)の人
|
1,500円 | 保健センター |
市民歯科健康診査 |
受診日現在、20歳、30歳、及び40歳以上75歳未満の人
|
個別健診:無料 集団健診:300円 |
歯科医療機関(通年) 保健センター |
注1 対象年齢の考え方は、下記のとおりです。
(例)40歳:40歳の誕生日の前日から41歳の誕生日の前々日までが該当します。
注2 下記(1)~(6)に該当する人は料金が無料です。
(1)生活保護世帯の人(生活扶助または医療扶助受給)
(2)市民税非課税世帯の人
(3)ひとり親家庭医療証所持の人
(4)身体障害者手帳(1・2級)所持の人
(5)後期高齢者医療制度の被保険者
(6)中国残留邦人など支援法による支援給付を受けている人(生活支援または医療支援給付)
(1)(6)…受診日当日証明書(生活福祉課発行)を受付に提出してください。
(2)…受診日までに健康推進課(保健センター内)窓口へ本人確認できるものをお持ちになり、手続きをしてください。
(3)(4)(5)…受診日当日医療証や手帳、資格確認できるものを受付に提示してください。
注3 インスリンポンプ及び持続性グルコース測定器を使用している人は、装着したままエックス線検査を受けることができないため、主治医とご相談のうえご予約ください。
注4 胃がん検診は、胃部エックス線検査と胃内視鏡検査のどちらかを選択することができます。胃内視鏡検査を受けた人は、次の偶数年齢まで、胃部エックス線検査と胃内視鏡検査のいずれも受診できません。
注5 原則、乳がん検診は受診日当日40歳以上の偶数年齢、子宮がん検診は20歳以上の偶数年齢が対象ですが、偶数年齢時に受診できなかった人で奇数年齢時に受診希望の人は、受診券を交付しますので事前に健康推進課(保健センター内)にお電話ください。ただし、受診券の交付は、初回に限ります。
令和7年度子宮頸がん検診・乳がん検診無料クーポン券
次の年齢の人に「無料クーポン券」を郵送します。ぜひ、「無料クーポン券」をお役立てください。
子宮頸がん検診:20歳女性(平成16年4月2日~平成17年4月1日生まれ)
乳がん検診:40歳女性(昭和59年4月2日~昭和60年4月1日生まれ)
集団がん検診等の申込方法
令和7年度の集団がん検診等は6月2日月曜日より申込受付を開始します。
抽選申込期間:6月2日~6月16日 ※先着順ではありません。
申込方法:オンライン(抽選申込期間のみ)、電話(072-423-8811)、ファックス(072-423-8833)、郵送(当日消印有効)、健康推進課窓口のいずれかでお申し込みください。
注意事項
・先着順ではありませんので、期間内にお申し込みください。
・保健センターの検診呼出時間は午前9時30分~午後3時30分です。呼出時間は抽選により決定させていただきます。
・定員に上回る申し込みがあった日程は、抽選の結果ご希望に添えない場合があります。落選した人は別日程でご案内させていただきます。
・6月24日火曜日に公開抽選し、抽選結果は7月2日水曜日頃郵送します。
・抽選終了後、定員に空きのある日程は、随時電話で予約を受付します。
検診後に精密検査が必要と言われたら
精密検査が必要と言われても「がん」と診断されたわけではありません。
しかし、がんは早期発見・早期治療するほど治る可能性は高くなります。また早期のがんでは症状が出ることはほとんどありません。
「要精密検査」と判定されたら、必ず精密検査を受けましょう。
検診後の精密検査について
※一般的な内容を載せていますので、詳しい検査項目は主治医と相談してください。
<肺がん検診>
・喀痰細胞診検査:たんの中にがん細胞がないか調べます。ただし、1次検診の喀痰細胞診の結果が要精密検査だった場合の再検査は、精密検査としては不適当です。
・CT:肺の断面画像を撮影します。
・内視鏡検査:病巣を内視鏡で直接観察し、必要な場合は組織や細胞を採取します。
<胃がん検診(バリウムによる胃部エックス線検査)>
・内視鏡検査:内視鏡を口または鼻から胃の中に送り込み、胃粘膜を直接観察し、必要な場合は生検(組織を採取)をします。
<胃がん検診(胃内視鏡検査)>
・生検(組織を採取):胃内視鏡検査実施時に、腫瘍性病変(胃がん等)を疑う場合、実施します。必要時、再度胃内視鏡検査を実施する場合があります。
<大腸がん検診>
・全大腸内視鏡検査:内視鏡を肛門から挿入して大腸粘膜を直接観察し、必要な場合は細胞を採取します。
・S状結腸内視鏡検査と注腸エックス線検査併用:全大腸内視鏡検査が困難な場合はS状結腸内視鏡検査と、肛門から造影剤(バリウム)と空気を注入し、大腸をふくらませてエックス線撮影をする検査を併せて行います。
・便潜血検査の再検査は、精密検査としては不適当です。
<乳がん検診>
・マンモグラフィ(乳房エックス線検査):乳房を上下左右から板ではさみ、エックス線撮影をします。
・超音波検査:超音波で乳房の内部の様子を調べる検査で、しこりの有無やその形・大きさを調べます。
・細胞診:疑わしい部位を細い注射針で刺して細胞を採取し、顕微鏡で調べます。
・生検:太い針などを使って疑わしい組織を一部採取し、詳しく顕微鏡で調べます。
<子宮がん検診>
・HPV検査:子宮の入り口の細胞を採って、HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染しているかどうかを調べます。
・組織診:医療器具で子宮の組織を採取して調べる検査で、がんの確定診断に用います。
・コルポスコープ:拡大鏡を使って肉眼で分からない膣や子宮頸部の粘膜と血管の変化を観察します。