国会や内閣総理大臣、関係各大臣に提出しました。
核兵器の廃絶と恒久平和実現に関する意見書(要旨)
昨年4月チェコ共和国で、バラク・オバマアメリカ合衆国大統領が世界中の人々に核兵器廃絶を訴えたプラハ演説は、国際社会に大きな波紋を投げかけ、核兵器廃絶に向けた大きな機運をもたらしている。
今年ニューヨークで開かれる核兵器不拡散条約再検討会議において、2020年までに核兵器を廃絶するため具体的な道筋を示した「ヒロシマ・ナガサキ議定書」が採択され、核兵器廃絶が実現されるよう、本市においても国及び政府に対して、核保有国を始めとする各国政府に働きかけを強く求める。
すべての石綿健康被害の早期救済と万全な対策を求める意見書(要旨)
わが国に輸入された1,000万トンを超える石綿は、今もほとんど処理されないまま私たちの身の回りに存在している。ビル解体や災害時などにおける石綿飛散も心配されている。石綿の吸引による中皮腫死亡者は、今後40年間で10万人に達するとも言われており、今、国が万全な対策を講じなければ、一層の被害拡大の恐れがある。
戦前から被害が発生している泉南地域の被害者をはじめ、多くの被害者の高齢化に伴う病状の進行を考慮すれば、被害者救済の速やかな対処が求められる。
よって、本市議会は被害実態に即し、すべての石綿健康被害の救済と万全な対策を強く国に要望する。