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平成18年12月16日(土曜日)、市立公民館で「お父さんお帰りなさいパーティー!!」を開催しました。
今回は、団塊世代の方を対象に、皆さんが持っている特技や知識を少しでもまちづくりに活かし、退職後、地域でいきいきと過ごしてもらうための準備として開催しました。当日は20名の方が参加しました。
講演に先立ち、参加者全員による自己紹介を行いました。名前、趣味・特技、最近ハマッていることなど、個性あふれる自己紹介となりました。
第一部の講演では、山本健慈先生(和歌山大学生涯学習教育研究センター教授)より「市民の『辞令』で地域で生きる」をテーマにお話いただきました。
講演では、「これまでの会社人は『自分自身がどういうことをしたいか』ということを見つけ出すことが難しい人が多い。その中で、本来の自分(自己)が出てくるのが、地域社会である。まずは自分を知ることが大事であり、そのことが地域デビューの始まり」と述べられました。また「地域で生きる」ということは「肩書きがない」ということであり、本当の自分を繰り返し確認して、人に知ってもらい、知ってもらうことにより、より良い人間関係を築くことが出来る」と述べられました。
第二部の茶話会では、既に地域デビューした先輩方をゲストに迎え、地域デビューした時のお話、現在の活動の様子などを伺いました。
公民館の講座をきっかけに公民館活動を行い、多くの仲間と知り合えたこと。まずは岸和田について知ることからはじめたなど、これまでの経緯を楽しく語ってくれました。
その後グループに分かれ、グループワークを行いました。グループワークでは、リラックスした雰囲気の中、講演・インタビューの感想やこれからどういったことをしたいかなど、いろいろな意見が出されました。
最後に、山本先生より「企業の誇りを持ったまま地域に入っていくと、トラブルが発生する場合が多い。学習を繰り返しながら、地域に入っていくことが大事」とコメントがありました。
今後も岸和田市では、「市民自治都市」の実現を目指し、市民と行政による協働のまちづくりに向けた講座・研修会を開催していきます。よろしくお願いします。