きしわだ議会だより　令和3年5月1日号（No.184）　第1面

令和3年度予算　賛成多数で可決
新庁舎　工事請負契約の議案を否決

　　第1回定例会では、令和3年度一般会計予算をはじめとする新年度関連の議案や人事案件など41件を審議しました。そのうち、新庁舎整備のため事業者と工事請負契約を締結する議案を否決しました。
　また、一般質問では5人、総括質問では6人の議員が市の重要課題に対して見解をただしました。

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定例会の概要

会期
　令和3年2月24日から3月23日までの28日間
本会議1日目（2月24日）
　議案説明員の定期報告、監査報告、専決処分の報告
　2年度補正予算などの議案の上程、各委員会へ付託
　一般質問
各常任委員会・庁舎建設特別委員会（2月26日～3月3日）
　付託議案の審査
本会議2日目（3月4日）
　各委員長から付託議案の審査結果報告、採決
　3年度当初予算案、関連議案の上程
　市長の施政方針演説
本会議3日目（3月9日）
　総括質問
本会議4日目（3月10日）
　総括質問
　予算特別委員会設置、審査の付託、委員選任
予算特別委員会（3月11日～18日）
　付託議案の審査
本会議最終日（3月23日）
　予算特別委員長から3年度当初予算案、関連議案の審査結果報告、採決
　選挙管理委員及び補充員の選挙
　副市長・固定資産評価審査委員の選任、教育委員の任命
　議員報酬等に関する条例改正案の上程、採決
　議会運営委員会による閉会中の継続調査の申し出

予算特別委員会　委員長報告

　新型コロナウイルス感染症の終息が見えない今、本市も厳しい状況となっているが、市民のニーズはコロナ禍でも増加し続けている。
　待機児童対策では保育士確保事業の実施、小・中学校ではGIGAスクール構想の開始など、未来を担う子どもたちのための予算が拡充された点について、評価する意見があった。
　一方で、コロナ禍において地方自治体に求められていることは市民の命や暮らしを守ることであり、行財政再建プランを基調とする予算には反対するという意見があった。
採決の結果、一般会計予算は賛成多数、その他の議案は満場一致をもって原案を可決した。

審査過程での主な意見・要望

• 地域包括ケアシステムの構築実現に向け、各種事業の充実に努められたい。
• 多胎児妊婦健康診査受診券の拡充及び産婦健康診査の助成を実施されたい。
• 税外収入を確保するため、広告収入の促進に努められたい。
• コロナ禍により生活に困窮する市民が増えている状況のなか、担当課の体制を見直し、市民サービスの低下を防がれたい。
• 行財政改革を的確に進め、必要な施策には重点的に費用を支出するような特徴のある市政運営に取り組まれたい。
• 公共施設の再編については、地域の理解を得られるよう丁寧に説明を行うなど、マネジメント力・調整力を発揮されたい。
• 市有地売却については、3年度に予定している土地に加え、過去に予定していながら未契約となっている土地についても収入確定させるよう全庁的な体制で取り組まれたい。
• 保育士確保事業を確実に実施し、その効果や待機児童、保育士不足の状況を踏まえ、施策の継続について検討されたい。
• 小・中学校の統廃合を見直すとともに、少人数学級を早急に実現されたい。
• 公立幼稚園・保育所再編に当たっては、身近な施設を残し、公的責任を果たされたい。