ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 神於山(こうのやま)を守り・楽しむ > 「春木川WALK」を開催しました

本文

「春木川WALK」を開催しました

更新日:2025年10月28日掲載 印刷ページ表示
14 海の豊かさを守ろう15 陸の豊かさも守ろう

2025年10月26日(日曜日)に「春木川WALK」を開催しました。
「春木川WALK」は、春木川の水源を有する神於山から川沿いの自然・街並み・文化遺産に触れながら歩き、南海浪切ホールを目指す参加型エコツーリズムです。

令和8年11月15日(日曜日)開催予定の「第45回全国豊かな海づくり大会「魚庭(なにわ)の海おおさか大会」」の1年前プレイベントに連動する形で開催しました。

19名の参加者が神於山で獲れた作物や加工品を携え、南海浪切ホールで待つ漁師さんへ届けるために歩きました。

集合(8時00分)

愛彩ランドの芝生広場に集合し、エントリーナンバーの入った名札を受け取り、準備運動を行いました。

集合の様子

 

準備運動のあと、出発地点である神於山の国見の森広場を目指して歩きました。

国見の森広場を目指す01 国見の森広場を目指す02

出発セレモニー(08時40分~)

国見の森広場で行った出発セレモニーで詳しい説明を受け、記念写真を撮影しました。
漁師さんに贈る神於山で獲れた山の進物は、「柿」、「栗」、「アケビ」、「カラスウリ」、「木炭」、「竹炭」、「竹水筒」、「竹コップ」、「素焼きタコツボ」です。

泉州地域では日本最古級(弥生時代)のタコツボが発掘されており、タコツボ漁の発祥地ではないかと言われます。神於山の土を使って発掘されたものと同じ素焼きのタコツボを再現しました。

出発セレモニー 山の進物

 

集合写真 水源を目指して歩き始める

記念写真を撮影の後、神於山保全活用推進協議会 会長の号令で春木川WALKがスタートしました。

神於山山中(09時00分~)

国見の森広場を出発し、まずは春木川の水源のひとつであるシダの谷を目指しました。
​この日は日本固有種「タゴガエル」の姿が見られませんでしたが、​あちこちにイノシシが土を掘り返した痕があり、動物たちの営みを感じることができました。
シダの谷から様々な植物を観察しながら3号園路を下りました。山を下るほど石谷川(春木川の源流)のせせらぎがよく聞こえました。

シダの谷 3号園路

愛彩ランド(09時40分)~岸の丘町~尾生町

神於山を下りて再び愛彩ランドに戻り、10分程度の休憩を取りました。
山道の登り下りで少し汗をかきましたが、ここからは舗装された歩道を歩きます。
蜻蛉池公園を横目に見ながら岸の丘町を抜け、尾生町を目指しました。
(この区間は交通安全上の理由で春木川から少し離れた場所を歩いています。)

岸の丘町内 尾生町に入る

 

尾生久米田第6公園では、光明連合座中の方々が補給所を開設してくれました。
光明連合座中は、尾生・中尾生・福田にお住いの菅原神社の氏子さんの集まりで、数百年に及ぶ長い歴史を持ちます。
疲れ始めた身体に絶好のタイミングでおにぎり、エナジードリンク、お茶の提供を受け、体力を回復しました。

尾生久米田第6公園での補給

ゴルフ練習場(11時00分)~

ゴルフ練習場裏の広場で休憩を取りました。
春木川ではカメ、コイ、カモなどの生き物がたくさん見られました。

下松町内 広場で休憩

まなび中央公園(12時00分)~加守町~下野町

中央公園に着く頃には疲れた様子が目立つようになりましたが、高齢でも疲れた様子が見えない方もおられました。
年齢はあまり関係なく、日常の身体の使い方が体力を左右するようです。
下野町辺りまで来ると海水が混じる汽水域になり、ボラ等の海水魚も見られました。

中央公園での休憩 春木漁港を目指す

春木漁港(12時40分)

9時00分に神於山の国見の森広場を出発してから約3時間半、ついに春木川の河口までたどり着きました。
春木川河口に位置する春木漁港では、神於山の竹を使ったイカダで牡蠣(カキ)の養殖が行われており、資源の有効活用に取組まれています。(写真は別日撮影)

牡蠣(カキ)養殖用イカダ


春木漁業協同組合の方からお茶の提供を受けて休憩を取りました。

鳥羽一郎「泉州春木港の歌」の碑 春木漁港

 

ゴールの南海浪切ホールでは混雑が予想されるため、漁港の片隅をお借りしてミーティングを行いました。
到着セレモニーでは5つの海の進物をいただけるとの情報だったため、進物を受け取れる方を抽選で5名選びました。
漁港をバックに記念写真を撮影し、ゴールの南海浪切ホールを目指しました。

春木漁港での記念写真 大阪臨海線沿いを歩く

南海浪切ホール(13時30分)

予定時刻の13時30分に南海浪切ホールに到着しました。

南海浪切ホールに到着 会場内を進む

到着セレモニー

南海浪切ホールでは「第45回全国豊かな海づくり大会 プレイベント」が開催されており、春木川WALKの一行はステージにあがりました。
司会の方からのインタビューの後、地元の漁師さんが登場。日頃の感謝を込めて山の進物を差し上げました。
漁師さんからは海の進物として大きな「サワラ」、高級魚「マナガツオ」、とても美味しいのに数が獲れないので市場に出回りにくい「マツダイ」、泉州特産の「泉だこ」をいただきました。
到着セレモニーは無事に終了。約12kmの道程を無事に歩き切って漁師さんに山の進物を届けることができました。

到着セレモニー01 到着セレモニー02

到着セレモニー04 到着セレモニー03

到着セレモニーの後

到着セレモニーの後、漁師さんから食事の提供を受けました。
じゃこおにぎり、たこめしおにぎり、しらすの吸い物など、海産物を知り尽くす漁師さんの食事はとびきり美味しく、疲れた身体に染みわたりました。

漁師めし 漁師めし02