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広報きしわだ 令和8年(2026年)8月号2面

更新日:2026年7月31日掲載 印刷ページ表示

特集 トイレは我慢できない 携帯トイレを備えましょう

東日本大震災や能登半島地震などの大災害において、断水・下水管損傷・停電が長期化したことでトイレを使えない状況が長引き、災害時のトイレ環境整備が大きな課題となりました。
トイレを我慢しすぎると免疫低下につながり、最悪の場合は災害関連死を招きます。また、トイレ対策は人間の尊厳にも関わる重要な問題です。
今号では、本市の災害時におけるトイレ対策の取り組みを紹介するとともに、いざという時に役立つ備えについてお伝えします。
問合せ 危機管理課 電話:072-423-9437 ファクス:072-423-6933

大きな地震が起きたら?

トイレの水は流さない!

断水や下水管の破損などにより、水洗トイレが使用できなくなる場合があり、無理に水を流すと、排泄物が流れずにあふれるおそれがあります。市の広報などにより、下水道を使えることが確認できるまでは、使用しないでください。
マンションなどの共同住宅では、自宅のトイレは流せても、他の部屋のトイレから汚水があふれる可能性があります。使用可否については管理組合などへ確認してください。

破損した水道管

能登半島地震で陥没した下水道管路

でも…トイレは我慢できない…
どうしたらいいの?​

水がなくても使える「携帯トイレ」を使おう!

STEP1  便器にポリ袋を被せ、便座を閉める

ポリ袋を被せることで、便器内の水で携帯トイレの袋が濡れるのを防ぐ。

STEP2 便座の上から専用のトイレ袋を設置

便座に直接座らないので、衛生面も安心。

STEP3 用を足し、凝固剤をいれる

排泄後、トイレ袋に凝固剤を入れる。
​※凝固剤を入れるタイミングは製品により異なります。

STEP4 臭いが漏れないよう、トイレ袋を結ぶ

空気が入ると袋が破れやすくなるので、しっかりと空気を抜いてからトイレ袋を結ぶ。

携帯トイレは何個必要?

1人1日約5~7個×人数分×7日分(推奨)= 4人家族だと196個!

一緒に備えたい! 防災グッズの例(トイレ関連)

  • トイレットペーパー
  • 使い捨て手袋やゴミ袋
  • ヘッドライトやランタン
  • アルコールティッシュ

防災グッズ

本市の取り組み

現在、本市では、市内の指定避難所64カ所に以下の備蓄品の配備を進めています。

携帯トイレ&簡易トイレ

携帯トイレに加え、洋式便器などの設備がない、または不足する場所でも、携帯トイレを使用できる環境を確保するため、簡易トイレも併せて備蓄しています。

簡易トイレ
     簡易トイレ

携帯トイレ
   凝固剤と専用袋

自動ラップ式トイレ「ラップポン」

ボタン1つで排泄物を密封個包装でき、特殊な防臭フィルムと熱圧着により、臭いや菌を外に漏らしません。

ラップポン
     ラップポン

災害用組立式洋式トイレ「ドント・コイ」

府から配備された災害用トイレです。固液分離方式で、排泄物に含まれる水分のみを分離放出することで、約5,500回の連続使用が可能です。

ドント・コイ
         ドント・コイ

動画でチェック

携帯トイレやラップポンの使い方、ドント・コイの組み立て動画を市公式インスタグラムで公開中! 万一に備え、使い方を事前に知っておきましょう! QRコードからご確認ください。

QRコード
動画はこちら

能登半島地震を通して

被災地の避難所運営支援活動で感じたことは、携帯トイレは単なる物資ではなく、被災者の健康と尊厳を守るための重要な備えだということです。ホームセンターや100円ショップなどでも、店舗によっては取り扱いがあるので、各家庭で携帯トイレの備蓄を強くおすすめします。
そして、平時にできないことは災害時にできません。携帯トイレの使用を一度は練習してみましょう。

市職員

避難所運営支援に参加した本市職員